5月5日、WEC世界耐久選手権第1戦スパ・フランコルシャンの決勝レースが行われ、スタートから1時間時点ではポールスタートのTOYOTA GAZOO Racing、8号車トヨタTS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ)が首位に立っている。
前日までと同様に晴天が広がり、さらに気温が上がったスパ・フランコルシャン。現地時間13時30分にスタートが切られた決勝は、大きな混乱もなく全車が1コーナーを超えていった。しかし、1周目のケメルストレートの先でガルフ・レーシングの86号車ポルシェ911 RSRがバリアに激突するアクシデントが発生。これにより、1回目のセーフティカーが導入されている。
約10分後に再開となったレースでは、8号車トヨタを駆るブエミが後続のレベリオン勢を徐々に引き離すを走りを披露。38分過ぎに迎えた1回目のピットストップ後も首位を守っている。
トヨタを追うプライベーター勢ではレベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソンを駆るアンドレ・ロッテラー、3号車レベリオンのトーマス・ローランが総合2番手、3番手に続いている。
LMP2クラスはダラーラP217・ギブソンを用いるレーシングチーム・ネダーランドが首位に浮上。LM-GTEプロクラスではクラス2番手スタートの67号車フォードGTがトップに立った。
しかし、スタートから1時間超えた直後、その67号車フォードがオー・ルージュで姿勢を乱してクラッシュを喫する。マシンフロント部分の原型がなくなるほどの大クラッシュだったが、幸いにもドライバーのハリー・ティンクネルは自力でマシンから脱出しコース脇に移動するなど、大きな怪我はない模様だ。
レースはコースのタイヤバリアの修復のため、2度目のセーフティカーランが継続中。この間に2度目のピットストップに入った8号車トヨタはブエミからアロンソにドライバー交代を行なっている。なお、ピットスタートとなった7号車トヨタも上位を猛追中だ。
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