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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.07 12:56
更新日: 2018.05.08 01:50

アキュラ・ペンスキー、IMSA初優勝を1-2で達成。GTDはレクサスRC FがNSXとの接戦制す

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ル・マン/WEC | アキュラ・ペンスキー、IMSA初優勝を1-2で達成。GTDはレクサスRC FがNSXとの接戦制す

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第4戦ミドオハイオは5月6日、オハイオ州のミドオハイオ・スポーツカー・コースで2時間40分の決勝レースが行われ、2018年シーズンからシリーズにフル参戦しているアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05 DPi(エリオ・カストロネベス/リッキー・テイラー組)が初優勝。僚友の6号車アキュラ(ファン・パブロ・モントーヤ/デイン・キャメロン組)が総合2位となり、アキュラが参戦4戦目での優勝をワン・ツー・フィニッシュで飾っている。

 2013年にALMSアメリカン・ル・マン・シリーズの一戦として開催されて以来、5年ぶりに北米最高峰のスポーツカーレースの舞台となったミドオハイオ。ホンダの北米ブランドであるアキュラが大会タイトルスポンサーに就いた今戦は、金曜のフリープラクティス(FP)から日曜の決勝まで、すべてのセッションでアキュラDPiがトップ2を独占。まさにアキュラ勢の独壇場となった。

 そんな陣営は、決勝前日の5日に行われた予選で7号車アキュラのカストロネベスがポールポジションを獲得。僚友6号車アキュラのキャメロンが、総合3、4番手につけたマツダチーム・ヨースト勢を抑えて2番手となりフロントロウを独占する。

 晴天のなか迎えた決勝ではレース序盤、2台のアキュラDPiを55号車マツダRT24-P DPi、77号車マツダRT24-P DPiが追いかける形で4台がトップを争いながらラップを重ねていくが、スタートから40分頃に始まったプロトタイプ(P)クラスの1回目のピットタイミングを機にカストロネベスからテイラーに代わった7号車アキュラが失速し、マツダ勢に先行を許してしまう。

 しかし、2017年王者のテイラーはスタートから1時間を迎える直前に55号車マツダを捉えて総合3番手にポジションを上げると、20分後に迎えた2度目のピットではフロントタイヤのみの2本交換でピットアウト。ほぼ同じタイミングでドライバー交代を伴うフルサービスを実施した僚友6号車アキュラ、暫定2番手を走る77号車マツダのコース復帰後には総合首位に復帰してみせる。

 その後、チェッカーまで残り40分となるのを前に最後の給油作業を行なったテイラー駆る7号車アキュラは、一時モントーヤがドライブする6号車アキュラに2秒以内に迫られるが、最終的に8秒あまりのギャップを築いてトップチェッカー。一度もセーフティカーが出動しない珍しい展開のなかで争われたミドオハイオ・ラウンドを制した。

 総合3位はオリバー・ジャービスとトリスタン・ヌネスがステアリングを握った55号車マツダが入り、マツダチーム・ヨーストが今季初ポディウムを獲得。総合4位には前戦ロングビーチで2勝目を挙げたマスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.Rが入っている。

 レース序盤に3番手を走行した55号車マツダは、スタートから1時間30分頃、混走するGTマシンと接触し足回りを損傷。これが原因でリタイアとなった。

アキュラDPiマツダDPiがトップ4を占めた第4戦ミドオハイオのスタートシーン
マツダチーム・ヨーストとして初のポディウムフィニッシュを果たした77号車マツダRT24-P DPi
ファン・パブロ・モントーヤ/デイン・キャメロン組の6号車アキュラARX-05 DPi
トップチェッカーを受ける7号車アキュラARX-05 DPi


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