レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.10 00:55
更新日: 2018.05.10 00:56

いよいよ5月10日から2018年ニュルブルクリンク24時間開幕。日本勢も準備万端

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | いよいよ5月10日から2018年ニュルブルクリンク24時間開幕。日本勢も準備万端

 いよいよ5月10日から、ドイツのニュルブルクリンクで、第46回ADACチューリッヒ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)が開催される。150台ものレーシングカーが、市販車のテストにも用いられるニュルブルクリンクを使って24時間戦う名物レースだが、10日の走行開始に向けて準備が進められている。

 ニュルブルクリンクのグランプリコース、そして難攻不落の北コース(ノルドシュライフェ)を繋いだコースを舞台に、1970年から開催されている伝統のニュル24時間。非常に多くの車種がさまざまなクラスで競い合い、最新のレーシングカーはもちろん、実験的な車両も参戦することから、世界的にも注目を集めるレースだ。

 実質的な総合トップ争いを展開するSP9=GT3クラスは29台がエントリーしているが、今季大いに力を入れていると思われるのがメルセデスAMG(7台)、ポルシェ(8台)、アウディ(7台)といったドイツ勢。BMWもワーケンホルストやローヴェを中心に5台がエントリーしており、これにランボルギーニやフェラーリのチーム、そしてひさびさにワークスを送り込むアストンマーチンが絡む展開になりそうだ。

 一方、日本勢では1台のみのSP-PROクラスに参戦するTOYOTA GAZOO Racingの56号車レクサスLC(土屋武士/松井孝充/中山雄一/蒲生尚弥)、4台が参戦するSP3TクラスのSTIの90号車スバルWRX STI(カルロ・バンダム/ティム・シュリック/山内英輝/井口卓人)、SP8クラスに参戦するNovel Racingの佐々木孝太/吉本大樹/ドミニク・ファーンバッハー/マリオ・ファーンバッハー組42号車レクサスRC F、43号車レクサスIS F CCS-Rの東徹次郎/小山佳延/松井猛敏/佐々木孝太組といったところが参戦する。

 レクサスLC、スバルWRX STIの2台は、総合優勝争いではなく、あくまでしっかりと高いペースで完走し、データを持ち帰ることが目標だ。この2台は、各メーカーそれぞれの将来の市販車に繋がるパーツが投入されているほか、ディーラーメカたちがサーキットという過酷な舞台で習熟を積むことが求められている。ただしこれらは簡単な目標ではない。ニュルブルクリンクという舞台では、完走することもひと苦労になる。

 すでに多くのチームで10日の走行開始に向け準備が整えられているが、日本人ドライバーたちも8日にドイツ入り、そして9日にサーキットへ入り、リラックスした様子で準備を整えた。ただ、危険をも伴うニュルブルクリンクを走ることに対しての緊張感は、どのドライバーも感じている様子だった。

 ニュルブルクリンク24時間は、5月10日の現地時間13時20分のフリー走行で幕を開ける。決勝は5月12日現地時間15時30分スタート予定だ。レースは併催のWTCR世界ツーリングカーカップとともにJ SPORTSで放送される。

TOYOTA GAZOO Racingのスタッフ、ドライバーたち
スバルWRX STIをドライブする山内英輝と井口卓人
Novel Racingの2台のレクサスとドライバーたち
TOYOTA GAZOO Racingの4人のドライバーたち
TOYOTA GAZOO RacingのレクサスLC
スーパーGTでは同じくLM corsaから参戦するNovel Racingの吉本大樹と、TGRの中山雄一。2チームは同じピットをシェアする。
ピットレーンで話し込むSTI辰巳英治総監督とNovel Racingから参戦する佐々木孝太
準備を進めるスバルWRX STI
TOYOTA GAZOO Racingのテントには健闘を祈る寄せ書きが
ローヴェ・レーシングのBMW M6 GT3
アストンマーチン・レーシングのピット
マンタイ・レーシングのポルシェ911 GT3 R
アウディスポーツ・チームWRTのアウディR8 LMS
マンタイ・レーシングとチーム75ベルンハルトのポルシェ911 GT3 R


関連のニュース