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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.11 14:38

WEC:フィッティパルディの事故は電気系が原因か。BRエンジニアリングが示唆

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ル・マン/WEC | WEC:フィッティパルディの事故は電気系が原因か。BRエンジニアリングが示唆

 2018/19年のWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”に参戦しているBRエンジニアリングは、第1戦スパ・フランコルシャンで起きたふたつのクラッシュについて原因究明を急いでいる。

 WECスーパーシーズンに、LMP1マニュファクチャラーとして参戦しているBRエンジニアリングは、SMPレーシングとドラゴンスピードにシャシーを供給している。

 このうち、SMPレーシングの17号車BRエンジニアリングBR1・AERは決勝レース残り1時間20分を切ったころ高速セクションであるオー・ルージュの立ち上がりで宙を舞うと、そのままコース右側のタイヤバリアに激突する大クラッシュを起こした。

決勝レースでは、SMPレーシングの17号車BRエンジニアリングBR1・AERが空を舞う大クラッシュを演じた
決勝レースでは、SMPレーシングの17号車BRエンジニアリングBR1・AERが空を舞う大クラッシュを演じた

 また、予選セッションではドラゴンスピードの10号車BR1・ギブソンがオー・ルージュの進入で突如バランスを崩して、ハイスピードのままバリアに激突。ドライブしていたピエトロ・フィッティパルディは両足骨折の重傷を負っている。

 この週末、2度の大クラッシュを起こしたことでBRエンジニアリングのマシンには安全性を問う声も出ているが、BRエンジニアリングのスポークスマンはSMPレーシングのクラッシュについては「極めてまれで複数の要因が重なった結果」だとしながらも、調査を進めていることを明かした。

「マシンが空を飛んだことで、さまざまな憶測が飛び交っているが、最終的な結論を下す前に多くの情報を分析する必要がある」

「我々はダラーラとともに作業を進めている。車体に改良が必要であれば、当然その作業を行うつもりだ」

「さまざまな条件と要素が組み合わされば、レーシングカーが空を飛ぶ可能性は充分にある。そして(アクシデントが起きた)あのコーナーはそういった要素が重なりやすい場所のひとつである」

「第2戦ル・マン24時間まで残された時間はわずかだが、それでも準備を整えるには充分な時間だと考えている。次のレースまでにマシンとドライバーの準備は整うはずだ」

 なお、既報のとおり、SMPレーシングはフランスのマニクールサーキットでプライベートテストをすでに実施済み。第2戦からチームに加わるジェンソン・バトンとともにローダウンフォース仕様のBR1・AERのテストを行っている。

■フィッティパルディの事故原因は「特定できていない」ものの、電気系が要因と示唆


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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