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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.14 02:32
更新日: 2018.05.14 02:35

ニュル24H:TOYOTA GAZOO Racing、トラブル多発も「未来に繋がる」収穫

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ル・マン/WEC | ニュル24H:TOYOTA GAZOO Racing、トラブル多発も「未来に繋がる」収穫

 第46回ADACチューリッヒ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)は5月13日、レース途中からの雨と霧のなか、長い戦いのチェッカーフラッグを迎えた。SP-PROクラスに参戦するTOYOTA GAZOO Racingの土屋武士/松井孝充/中山雄一/蒲生尚弥組56号車レクサスLCは、総合99位でフィニッシュしたが、順位以上に得るものは大きかったようだ。

「もっといいクルマを作る」。「クルマを鍛える」。

 トヨタ自動車の豊田章男社長が常に口にするこの言葉は、豊田社長自らがドライバー”モリゾウ”として、2007年にスタートさせたニュルブルクリンク24時間への挑戦のなかで生まれてきた言葉。今季、4人のドライバーたちとともにニュルへ挑んだレクサスLCは、今後のトヨタ/レクサスのクルマ作りに繋がる新技術が盛り込まれたマシンだ。

 挑戦するクラスは、SP-PRO。1台だけのクラスで、完走すればクラス優勝だ。ただ、これは目的ではない。過酷なニュルでLCを鍛え上げ、新たな技術の蓄積を持ち帰る。そして、トヨタの若手メカニックを育て上げることが目的なのだ。

 迎えたレースウイーク、TOYOTA GAZOO Racingの戦いは順調そのものだった。国内テストで仕上げたレクサスLCは、VLN等の参戦を通じ今回の“本番”に挑んでいたが、予選まではトラブルフリーでセッティングも決まっていた。しかしレースでは一変。さまざまなアクシデントが襲いかかることになる。

TOYOTA GAZOO Racingのスタッフ、ドライバーたち
TOYOTA GAZOO Racingのテントには健闘を祈る寄せ書きが


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