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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.22 22:06
更新日: 2018.05.22 22:09

ニュルブルクリンク24時間日本勢最高位のNOVEL Racing。「今後もニュルに挑んでいきたい」

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ル・マン/WEC | ニュルブルクリンク24時間日本勢最高位のNOVEL Racing。「今後もニュルに挑んでいきたい」

 5月12〜13日に、ドイツのニュルブルクリンクで争われた第46回ADACチューリッヒ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)。夜半からの雨、そして霧と今季も過酷なレースとなったが、そのなかで日本勢最高位を記録したのが、2台のレクサスで参戦したNOVEL Racingだ。

 岐阜県に本社を置くNOVEL Racingは、日本の技術を注ぎ込んだレクサスのチューニングやアフターパーツを手がけている。ニュルブルクリンクへの挑戦は2016年からで、今季は佐々木孝太/吉本大樹/ドミニク・ファーンバッハー/マリオ・ファーンバッハー組42号車がレクサスRC F、東徹次郎/小山佳延/松井猛敏/佐々木孝太組が43号車レクサスIS F CCS-Rと、2台のレクサスで過酷な24時間レースに挑んだ。

 予選から順調に走行していたのは、実績も豊富な43号車レクサスIS F CCS-R。ただ、42号車RC Fは走行初日からトラブルが頻発。予選1回目は1周しかこなすことができなかった。しかし「そこでトラブルがひととおり出切った」と渡辺卓代表。

 無事に予選2回目は2台が走行でき、迎えた5月12日からの決勝。2台が参戦するSP8クラスは7台がエントリーしていたが、強豪フェニックス・レーシングのアウディ、ワークス格と言えるAMRパフォーマンスセンターのアストンマーチンGT8/アストンマーチンV8バンテージ、さらにカレラカップカーを改造したポルシェ991 GT3カップMRなど、蒼々たるメンバーが揃うクラスだ。

 そんなクラスのなか、2台のレクサスは力強いレースを展開する。42号車RC Fこそタイヤトラブルに見舞われたりしたことはあったが、調子自体は好調。一方43号車IS F CCS-Rは、4人のドライバーが接触やトラブルに見舞われることなく着実に走行を進め、42号車を先行する。2台のダブルエントリーとなった佐々木孝太も「ニュルには何度来られるか分からないですから」と多くの時間走行をこなし、上位進出にひと役買った。

 夜になると、42号車RC Fはライトの光軸が合わないトラブルに見舞われてしまう。さらに雨が降り視界が悪くなるなど、厳しいレースが続いていった。「VLN(ニュル耐久シリーズ)はたくさん走っていますけど、24時間は初めて。そこでライトが機能しなかったり、雨も霧もすごかった」と42号車の吉本大樹は振り返る。

NOVEL Racingの43号車レクサスIS F CCS-Rの東徹次郎と佐々木孝太
NOVEL Racingの43号車レクサスIS F CCS-R
Novel Racingの42号車レクサスRC F
スーパーGTでは同じくLM corsaから参戦するNovel Racingの吉本大樹と、TGRの中山雄一。2チームは同じピットをシェアしていた。


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