今年も伝統の耐久レースイベント『ル・マン24時間』の季節がやってきた。WEC開幕戦スパ・フランコルシャン6時間に引き続き、フランスのル・マンでもメカ、ハコ車&スポーツカーマニアの“ヘンタイ”カメラマン、鈴木紳平が現地から気になる情報をお届け。最終回となる第4回目はル・マンウイーク中の“レース以外”の見どころ(?)をいつもの感じでお伝えします。
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ル・マンに来てもうすぐ3週間、日々身体に貼り付けるロキソニンテープの裏面がLM-GTEプロクラスに復活した“ピンク・ピッグ”カラーに見えてきた今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
レース内容や結果に関しましては他のニュース記事で見て頂くとして、本ブログではフリー走行から決勝日までの雑感をご紹介したいと思います。
それではル・マンブログ4回目、張り切っていってみましょう!
まずは、冒頭のロキソニンテープからです。文字の色は異なりますが点線の具合、形がもう私には“ピンク・ピッグ”にしか見えません。
みなさまもロキソニンテープをご使用の際には思い出してみてください。
こちらは水曜日、フリー走行開始直前のピット出口です。走行開始を見守るVIPの中に元アウディのDr.ウルリッヒ(ウォルフガング・ウルリッヒ/2018年からACOスペシャルアドバイザーに就任)さんを発見です。とても流暢なフランス語でオフィシャルのみなさんとお話しされていました。
フランス語での会話でしたので私にはどんな内容か分かりませんでしたが、「そこだ。押し出してしまえ」と言っていないことは間違いないと思います。
話はいきなり決勝日に飛びます。グリッド整列前には1978年のル・マン24時間優勝車、『アルピーヌルノーA442B』のデモランが行われました。タミヤ模型のプラモデルになっているのを見たことがあります。
何か海外の他のレースではグリッドガールが廃止されているようですが、ル・マンでは健在です。左から二人目の方は2017年の“ミス・ル・マン”ですね。
昨年ポストカードにキスマークを貰いました。
おっと! 4度のル・マンウイナー、フランスの英雄アンリ・ペスカローロさん登場です。スタンドから「アンリ!」の声が飛びます。
一方こちらは1988年のル・マンウイナー、つい先日62歳の誕生日を迎えられた(当ブログでも紹介)ヤン・ラマースさん。サッカーワールドカップに合わせル・マン24時間ロゴ入りのサッカーボールをスタンドに蹴り入れます。
こちらはル・マン出場全180名のドライバーのなかで最高齢、63歳のトレーシー・クローンさんです。LMP2クラスに参戦しているユーラシア・モータースポーツの44号車リジェJS P217をドライブする彼は、走行前に入念にストレッチを行います。