ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.08.02 13:11
更新日: 2018.12.19 12:33

“GT2”のネーミングが復活。SROが700馬力級の新カテゴリーを創設へ


ル・マン/WEC | “GT2”のネーミングが復活。SROが700馬力級の新カテゴリーを創設へ

 ブランパンGTシリーズを主宰するSRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション)は、高性能スーパーカーを用いた新たなカテゴリーとして“GT2”の名称を用いた新規定クラスを創設するとアナウンスした。

 この新クラス創設のアイデアは、主にアマチュアドライバーに向けられたもので、新規車種をベースに2020年のブランパンGTシリーズ・スプリントシリーズなどでGT3クラスを補完するものになると考えられている。

 そのため、この新クラスは前述のスプリントカップやブランパンGTシリーズ・アジア、SROが管轄するPWCピレリ・ワールドチャレンジ、そしてブリティッシュGTチャンピオンシップで、GT3勢とともにレースを開催する形態を目指しているという。

 先日ベルギーで開催されたスパ24時間レースのパドックで、発表会に臨んだSRO代表のステファン・ラテルは、この新カテゴリー創設はいまだ発展を続けるGT3に対する「必然のリアクション」から生まれた、と説明する。

「GT3の絶え間ない進化によりダウンフォースは年々増加を続けており、いまやジェントルマンドライバー、愛好家たちが手に負えるレースカーではなくなりつつある。それほどドライビングが困難になってきているんだ」と状況を説明したラテル。

「現に“アマチュア”は消えつつある。例えば、ブランパンGTシリーズのスプリントカップは、現状アマチュアドライバーはゼロだ」

「我々はレースのフォーマットに大きな変更を加える必要はないと思っているが、シリーズをさらにエキサイティングにする、よりパワフルなクルマやスーパーカーの増加は大歓迎だ」

 このアマチュアに向けた新カテゴリー創設に関して、既存のGT4との棲み分けを尋ねられたラテルは「このGT2は、GT4クラスとは異なるよりハイパワーなモデルがベース」だと、そのコンセプトを語っている。

 この基本思想により、エアロダイナミクス面の開発が制限されるほか、エンジンやトランスミッションの変更も認められない。また、出力面のターゲットとしては700馬力程度を見込んでおり、これはGT3の560馬力を上回る数字となっている。

■ステファン・ラテル代表「新GT2は現行のGT3にとって代わるものではない」

その登場以来、BoP機能も含め瞬く間にグローバルカテゴリーへと成長を遂げたGT3
著しい成長を遂げたGT3に対し、よりジェントルメンドライバーに特化した新クラスの創設を発表したSRO
GT3車両の高速・高性能化に対し、アマチュアに再度門戸を開く策を打ったステファン・ラテル


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