北米耐久シリーズの最高峰、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップは8月5日、ウィスコンシン州のロード・アメリカで第9戦が行なわれ、コア・オートスポーツの54号車オレカ07・ギブソン(ジョナサン・ベネット/コリン・ブラウン組)が今季2勝目を挙げた。
GTル・マン(GTLM)とGTデイトナ(GTD)の2クラスのみで争われた前戦ライムロック・パークから1週間のインターバルを置いて開催されたロード・アメリカ。DPi、LMP2マシンが参戦するプロトタイプクラスを交えた今戦は、3クラス合計33台のマシンがエントリーし、この内3GTレーシングの15号車レクサスRC F GT3を除く32台が決勝に臨んだ。
ロベルト・アロンのドライブでポールポジションを獲得したJDC-ミラー・モータースポーツ、85号車オレカ07・ギブソンを先頭にスタートが切られたレースは、オープニングラップ中にグラベルにスタックしたマシンを復帰させるため、レース開始早々にフルコースイエロー(FCY)が導入される。
まもなくレースが再開されると、ポールシッターの85号車オレカがアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05 DPiらを従えレースをリードしていく。しかし、スタートから30分過ぎにGTDクラスのマシンがクラッシュを喫し、早くも2度目のFCYが入ることに。
2度目のリスタート後、トップに立ったのはコーションの直前にルーティンピット作業を終えていたウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R。これに同じタイミングでピットに入っていたコア・オートスポーツが続いた。