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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.08.13 18:03
更新日: 2018.08.13 18:10

WEC:トヨタ、第3戦シルバーストンで新エアロを投入。一貴「再舗装による特性の変化が楽しみ」

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ル・マン/WEC | WEC:トヨタ、第3戦シルバーストンで新エアロを投入。一貴「再舗装による特性の変化が楽しみ」

 6月16~17日に行なわれた『第86回ル・マン24時間』で歴史的勝利を収めたTOYOTA GAZOO Racingは8月17~19日、イギリス・シルバーストンで開催されるWEC世界耐久選手権第3戦で2018/19年シーズンの開幕3連勝、また2017年シーズン後半からの6連勝を狙う。

 2018年5月から2019年6月の第87回ル・マン24時間までの1年強にわたって行なわれることから“スーパーシーズン”の名で開催されている今季のWEC。シリーズは5月のスパ・フランコルシャン6時間、6月のル・マンと現在までに2戦を終え、いずれのレースでもTOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組8号車トヨタTS050ハイブリッドが総合優勝を飾っている。

 また小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス、マイク・コンウェイの布陣でシーズンを戦う僚友7号車トヨタTS050ハイブリッドも2戦連続で総合2位表彰台を獲得。トヨタは同じLMP1クラスを戦うライバルチームに対して、シリーズポイント争いで大きなリードを築いている状況だ。

 そんななかで迎える第3戦シルバーストンは、2017年シーズンの勝利をはじめ過去2勝を挙げているほか、2012年から毎年ポディウムフィニッシュを達成している相性の良いサーキットだ。

 トヨタは、2018年初頭に路面の再舗装を実施した同地から始まるスーパーシーズン中盤戦に新たなボディワークを投入する。これはストレートスピードを伸ばす目的で開幕2戦で使用したローダウンフォース仕様のエアロに対して、最高速を犠牲にしつつもコーナーリングスピードを高めるために必要なダウンフォースをより多く得られるハイダウンフォースバージョンのエアロパッケージだ。

 2017年シーズン、トヨタTS050ハイブリッドはこのハイダウンフォース仕様のエアロで開幕戦シルバーストンをはじめ、富士、上海、バーレーンなどで勝利を手にしている。

 悲願のル・マン制覇を果たした今、2014年以来2度目となるWECシリーズチャンピオンの獲得を目指して戦うTOYOTA GAZOO Racingの村田久武代表は、第3戦シルバーストンを前に次のように語った。

「短い夏休みの後、今週末に再開するレースが楽しみです。ル・マン優勝の余韻は残りますが、我々はつねに次のレースとその目標に向かっています」

「特にシルバーストンでは今シーズン初めてハイダウンフォース空力仕様のクルマを導入するので、周到な準備をして週末のレースに臨みます。ライバルたちも(EoTの再調整などによって)競争力を上げてくるでしょうから、我々も全力を尽くし表彰台の頂点を目指します」

■アロンソ「F1での経験を基にチームを助けたい」

2018年ル・マン24時間でワン・ツー・フィニッシュを飾ったトヨタTS050ハイブリッド
2018年ル・マン24時間でワン・ツー・フィニッシュを飾ったトヨタTS050ハイブリッド

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