レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.08.16 19:00
更新日: 2018.08.16 19:04

鈴鹿10時間前に知っておきたい、FIAドライバーカテゴライズシステム

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | 鈴鹿10時間前に知っておきたい、FIAドライバーカテゴライズシステム

 いよいよ8月24〜26日に、鈴鹿サーキットで開催される『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』。国内外からトップチーム、ドライバーたちが集い戦うGT3/GT300のレースだが、多くのチームでドライバーの顔ぶれも固まってきた。レースを前に、ドライバー選定に重要な役割を果たす『FIAドライバーカテゴライズ』について学んでおくと、よりその顔ぶれの“意味”が理解できるはずだ。

 今回の鈴鹿10時間には35台のエントリーがあるが、同じGT3/GT300マシンのなかでも、ドライバーの顔ぶれによってクラス分けが行われている。ブランパンGTシリーズではプロ、プロ-アマ、シルバー、アマ等のクラスがあるが、今回の鈴鹿10時間におけるクラス分けは下記のとおりだ。

・プロカテゴリー
ドライバーのカテゴリー分けは適用しない

・プロ-アマカテゴリー
ドライバーのカテゴリー分けが適用され、最大で以下の組み合わせが認められる
プラチナ/ブロンズ/ブロンズ
シルバー/シルバー/ブロンズ

・アマカテゴリー
ドライバーのカテゴリー分けが適用され、最大以下の組み合わせが認められる
ブロンズ/ブロンズ/ブロンズ

 このプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズの組み合わせに適用されるのがFIAのドライバーカテゴライズシステムだ。これは近年、スポーツカーやGTカーのレースで採用されるレーシングドライバーの“格付け”のようなもので、高いギャラを払って速いプロを揃えれば勝てるレースではなく、アマチュアにもそのクラスでの勝利を目指せるようにすることで、エントラントを増やす工夫と言える。

 こういったレースに参戦を希望するドライバーは、自らFIAのホームページ上で、自分の過去の戦績等を自己申告してカテゴライズされなければならない。申請には手数料が必要だが、急ぎの場合は少々高めの金額の手数料で、7日間で申請ができる。

鈴鹿10時間に向けて公式テストで行われた参加マシンとドライバーたちの集合撮影
リヤに参加クラスのステッカーが貼られ、クラスが分かるようになっている


関連のニュース