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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.08.23 19:36
更新日: 2018.08.23 19:38

WEC:澤圭太、2017年優勝のシルバーストン戦は5位完走。「富士では優勝を取りに行く」

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ル・マン/WEC | WEC:澤圭太、2017年優勝のシルバーストン戦は5位完走。「富士では優勝を取りに行く」

 2018/19年のWEC世界耐久選手権は8月19日、イギリス・シルバーストンで第3戦シルバーストン6時間が行なわれ、2017年から同シリーズのLM-GTEアマクラスにフル参戦している澤圭太が所属するクリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリ488 GTEはクラス5位で完走。シリーズランキング2番手を維持している。

 記録的な猛暑に見舞われている日本とは打って変わって、気温20度前後と涼しい気候のなかで開催されたWEC“スーパーシーズン”第3戦シルバーストン。

 前戦のル・マン24時間をクラス8位という結果で終えるも、シリーズランキングでは2番手に食い込んだクリアウォーター・レーシングは、金曜の走り始めから低温のコンディションに対応するクルマづくり進め、そのなかでル・マン仕様のソフトタイヤを最大限に活かせるセットアップを見つけることに成功した。

 その結果、61号車フェラーリは金曜のフリー走行からライバルのアストンマーチン・バンテージやポルシェ991 RSR勢に引けを取らないタイムを記録してみせる。迎えた土曜の予選ではチームメイトのマット・グリフィンとウェン-サン・モクの2名がアタックを行ない9台中8番手に留まったが、これは決勝で履くソフトタイヤを温存したためだ。

 日曜の決勝は今回もクリアウォーターの“勝利の方程式”とも言える澤スタートを採用。

 レースウイークの前日、16日に42歳のバースデーを迎えたばかりの澤は、スタート直後の1コーナーで前方のLMP1マシンが起こしたアクシデントによる後続の混乱をうまくすり抜け、一度は5~6番手までポジションを上げてみせる。しかし、直後に起きた別の混乱のなかで接触を避けるためにコース外へ。これでクラス最後尾に逆戻りすることになってしまった。

 それでも波乱のレース最序盤を無傷で乗り越え、本来のペースを維持する61号車フェラーリは、ダメージを負ったライバルたちが予定外のピット作業を強いられたこともあり、早々にクラス5番手へポジションを回復する。

 また、澤は自身の持ち味である燃費の良さを活かした走りでピットインを遅らせ、見事クラストップ3圏内でオーナードライバーのモクにバトンをつないでいく。

■10月のWEC富士では2017年のレースで逃した母国優勝を

2017年のシルバーストンでWECフル参戦デビューウインを飾ったクリアウォーター・レーシング
2017年のシルバーストンでWECフル参戦デビューウインを飾ったクリアウォーター・レーシング

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