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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.09.10 15:05
更新日: 2018.09.10 18:24

IMSA:波乱に満ちたラグナ・セカでニッサンDPiが2勝目飾る。NSX GT3は逆転勝利でタイトル射程へ

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ル・マン/WEC | IMSA:波乱に満ちたラグナ・セカでニッサンDPiが2勝目飾る。NSX GT3は逆転勝利でタイトル射程へ

 2018年のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップも残すところあと2戦。各クラスのタイトル争いの行方を大きく左右することになる一戦が9月9日、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行なわれ、テキーラ・パトロン・ESMの22号車ニッサンDPi(ピポ・デラーニ/ヨハネス・バン・オーバービーク組)が第2戦セブリング12時間以来となる今季2勝目を飾った。

 気温20度に満たない秋晴れのなかで迎えた決勝は、スタート直後にアクシデントが発生する。

 フォーメーションラップを終え、各車がホームストレートで加速するなか、デイトナ24時間ウイナーのマスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.Rが後続車に追突されてスピンすると、そこにGTLMクラス2番手の66号車フォードGT、6番手の911号車ポルシェ911 RSRが突っ込んでしまい1周目から3台がリタイアを喫することとなってしまった。

 レースは約15分後にリスタートが切られるが、今度はGTDクラスで複数台マシンが最終90度コーナーで絡み、ふたたびフルコースイエローが提示されることに。

■アキュラDPi、マツダDPiがトップを走行も……

 2度のフルコースイエローの後、本来のスタート時刻から約30分経過後にようやく本格的にレースが開始されると、ポールシッターのコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.R、10号車キャデラックを交わしてワン・ツー体制を築いていたアキュラ・ペンスキーのアキュラARX-05 DPi勢が序盤戦をリードしていく。

 しかし、トップを走るアキュラDPi勢は思うようにペースが上がらず。スタートから1時間、10号車キャデラックのマシンストップによって3番手に上がってきたマツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-P DPiに7号車アキュラがかわされると、2時間40分レースの折返し直前にはピットアウト直後の6号車アキュラを駆るファン・パブロ・モントーヤがコースオフを喫し、トップの座を55号車マツダに譲ってしまった。

 その後、ハリー・ティンクネル駆る55号車マツダは初優勝に向けて徐々にリードを広げ、アキュラ勢を交わして2番手に浮上した22号車ニッサンDPiを約10秒引き離してみせる。

 しかし、チェッカーまで残り30分あまりとなったところで、周回遅れのLMP2カーと5コーナーの侵入で接触。これによってスピンを喫した55号車マツダは、首位はおろか表彰台圏外までポジションを下げてしまうこととなった。

 トップのアクシデントによって労せず首位に躍り出た22号車ニッサンDPiはそのまま悠々とチェッカーを受け今季2勝目をマーク。総合2位にはレース終盤にアキュラ勢を攻略したコア・オートスポーツの54号車オレカ07・ギブソンが入った。

 レース序盤をリードした6号車アキュラは総合3位。初優勝が見えていたマツダの55号車は表彰台に3.4秒届かず総合4位となっている。

■BMW M8 GTEが2連勝。GTDクラスではNSX GT3が鮮やかな逆転勝利

接触によって首位の座を失った55号車マツダRT24-P DPi
接触によって首位の座を失った55号車マツダRT24-P DPi
コア・オートスポーツの54号車オレカ07・ギブソン
コア・オートスポーツの54号車オレカ07・ギブソン
第11戦ラグナ・セカ 決勝リザルト(PDF)
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