ブランパンGTシリーズをオーガナイズするSROモータースポーツ・グループは、2018年シーズン最終戦の舞台となったスペイン・バルセロナでプレスカンファレンスを行ない、2019年のシリーズ計画を発表した。
SROが運営するブランパンGTシリーズはこれまで、ヨーロッパを転戦するブランパンGTシリーズ・スプリントカップを筆頭に日本、中国などのアジア地域で行われるブランパンGTシリーズ・アジアを開催してきた。また、今年5月にはアメリカ最大のGT3レースカテゴリーであるPWCピレリ・ワールドチャレンジの運営権を取得。2019年シーズンはこれら3つのスプリントシリーズを維持しながら、その名称をブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ、同アジア、同アメリカとし、真のグローバルシリーズとして発展させるという。
欧州シリーズの5レース、アジア6レース、北米7レースの合計18戦でブランパンGTワールドチャレンジのタイトルを争うことになるこの構想は、自動車メーカーが現地のチームをサポートすると同時に、ワークスドライバーを派遣しているIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの成功にインスピレーションを受けたもの。そのためエントラントの対象は、チームからマニュファクチャラーに移行されている。
現在シリーズに参戦しているGT3メーカー12社は、それぞれ12名のドライバーを擁立し、IGTCと同様に現地のチームとジョイントまたはサポートする形で各レースに参戦。そこで得たポイントを基にチャンピオンシップを争うこととなる。なお、ブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパについてはフルシーズンエントリーが26台に制限される予定だ。
■旧PWCのフォーマット、アジアシリーズのカテゴリーが変更
