アストンマーチン・レーシング(AMR)はオマーン・レーシング with TFスポーツ、Rモータースポーツ、ビーチディーンAMRの3チームに新型GT3カー『アストンマーチン・バンテージGT3』をデリバリーし、12月15日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されるガルフ12時間に挑む。
2012年にリリースされた『アストンマーチンV12バンテージGT3』の後継機となる新型バンテージGT3は、ロードカーのフルモデルチェンジにあわせて開発されたアストンマーチンのニューウエポンだ。
すでにWEC世界耐久選手権のLM-GTEプロクラスに参戦しているGTEマシン『アストンマーチン・バンテージAMR』の派生モデルとなるバンテージGT3は今年6月にル・マン24時間の会場で初公開され、10月上旬にはAMRの手によってVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第8戦で公式戦デビューを飾ると、そのレースで総合4位を獲得。開発が順調に進んでいることを周囲にアピールした。
そんなAMRは今回、先代のV12バンテージGT3を使って世界各地のGT3レースを戦うカスタマーチームの中でも特にAMRとの関係が深いオマーン・レーシング/TFスポーツ、Rモータースポーツ、ビーチディーンAMRの3チームに新型GT3を先行デリバリーするとともに各チームへの支援を行う。
3台のバンテージGT3のうちプロクラスに参戦するのは2台。1台目はWECのGTEアマクラスとブリティッシュGTに参戦しているTFスポーツ、ブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップなどに参戦するオマーン・レーシングのジョイントチームが走らせるマシンだ。
チームはスカイブルーとホワイトを基調とするオマーン・レーシングカラーのマシンイメージを公開するとともに、3名のドライバーラインアップを発表。2017年のル・マンGTEプロクラスウイナーであるダレン・ターナーとジョナサン・アダム、オマーン人ドライバーのアマード・アル・ハーシーが新車をシェアする。
■2019年DTM参戦のRモータースポーツの3人目は未定
