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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.09.04 13:49
更新日: 2016.09.07 16:41

WEC第5戦メキシコ決勝:ポルシェ1号車が2連勝。トヨタは3位表彰台を獲得

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ル・マン/WEC | WEC第5戦メキシコ決勝:ポルシェ1号車が2連勝。トヨタは3位表彰台を獲得

 WEC世界耐久選手権第5戦は9月3日、メキシコのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで6時間の決勝レースが行われ、1号車ポルシェ919ハイブリッド(ティモ・ベルンハルト/マーク・ウエーバー/ブレンドン・ハートレー組)が前戦ニュルブルクリンクに続き2連勝を飾った。

 25年ぶりに開催されたメキシコでのWEC第5戦は、雨まじりの不安定な天候、LMP1クラス各陣営のトラブルなど、不確定要素の多い波乱の展開となったが、夕闇迫るサーキットでトップチェッカーを受けたのは、またしてもポルシェ1号車だった。

ポルシェ919ハイブリッド1号車
ポルシェ919ハイブリッド1号車

 曇り空が広がるなか始まった6時間の決勝レースは、アウディ陣営がワン・ツー体制を築きスタート。ポルシェの2台がすぐ後ろに続き、両陣営は接近戦を展開する。ところが、39周目にトップの8号車アウディR18がLMP2クラスの接触を避けるためコースオフ。その隙を突いて、2番手を走行していたポルシェ919ハイブリッド1号車がトップを奪う。

WEC第5戦メキシコ スタートシーン
WEC第5戦メキシコ スタートシーン

 ポルシェ1号車はそのまま差を広げつつあったが、LMP2クラスの接触によりフルコースイエローが導入された際、タイヤ交換のためピットに向かう最中にステイアウトの指示が飛ぶ。1号車はピットレーン入口の白線を横切り強引にコースに戻ったが、このアクションが危険行為と判定され、残り約3時間のところでドライブスルーペナルティを課せられ後退してしまう。

ポルシェ919ハイブリッド1号車
ポルシェ919ハイブリッド1号車

 だが、ポルシェ1号車のペースは速く、ペナルティ消化の最中にトップに立ったアウディ8号車を134周目にパスし、再びトップに浮上する。2周後には2号車ポルシェもアウディを抜き去り、ポルシェがワン・ツー体制を構築。そのままペースを上げていたが、突如として降り始めた雨がコースをウエットコンディションに変えていく。

 各クラスのマシンがピットに向かいレインタイヤに交換するなか、8号車のアウディはインターミディエイトタイヤを選択し、ドライバーのオリバー・ジャービスをコースに送り出す。だが、その直後にジャービスは激しいクラッシュを喫する。マシントラブルに起因するクラッシュと発覚し、修復に30分以上を要したため表彰台争いからは完全に脱落してしまう。

8号車アウディR18
8号車アウディR18
7号車アウディR18
7号車アウディR18


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