レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.01.05 12:33
更新日: 2019.01.05 14:25

マツダ、初日トップタイム。小林可夢偉はキャデラックで午後最速マーク/IMSAデイトナテスト1日目

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | マツダ、初日トップタイム。小林可夢偉はキャデラックで午後最速マーク/IMSAデイトナテスト1日目

 1月4日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの公式テスト“ロア・ビフォア・ロレックス24”が行われ、6日まで実施されるテストの初日はマツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P DPi(オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス/ティモ・ベルンハルト/レネ・ラスト組)が総合トップタイムをマークした。

 午前と午後の2セッションが設けられた“ロア”の初日、シリーズ開幕戦の舞台となるデイトナで最速タイムをマークしたのは、ジャービス駆る77号車マツダだった。
 
 フロントカウルやAER製2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンに改良が加えられた19年型マツダDPiは、セッション開始からわずか6分後の計測3周目に1分35秒989を記録。このタイムが初日唯一の1分35秒台となったため、77号車マツダがテスト1日目の総合トップに立っている。
 
 これに続いたのはフェルナンド・アロンソと小林可夢偉を助っ人に迎えた、コニカミノルタ・キャデラックDPi-V.R(ウェイン・テイラー・レーシング)の10号車キャデラックで、タイムは1分36秒407。総合3番手にはマツダチーム・ヨーストの55号車マツダが2番手と0.042秒という僅差で続いた。
 
 4番手以下はディフェンディングチャンピオンの31号車キャデラックDPi-V.Rや、2018年のデイトナ優勝車である5号車キャデラックDPi-V.Rなど計4台のキャデラック勢が並び、アキュラ・チーム・ペンスキーのアキュラARX-05 DPi勢は総合8番手、10番手に。また、テキーラ・パトロン・ESMからニッサンDPiを引き継いだコア・オートスポーツはタイムを記録していない。

■公式セッション初登場の可夢偉がいきなりトップタイム

 マツダ勢はセッション後半に激しい雨に見舞われた午後も好調をキープしていく。セッション開始から14分後、77号車マツダが31号車キャデラックのタイムを上回ると、それから約15分後に今度は55号車マツダが僚友の上を行く1分36秒604をマークした。
 
 しかし、これを上回ったのがデイトナ24時間に初参戦する可夢偉駆る10号車キャデラックだった。
 
 初めてDPiマシンをドライブした可夢偉は、チームメイトのランガー・バン・デル・ザンデからステアリングを受け継ぐと、自身の14周目に1分36秒596というタイムをマーク。コニカミノルタがサポートする10号車キャデラックのパーソナルベストとはならなかったが、午後のセッション最速を記録し存在感を示している。

 総合2、3番手はマツダの2台、“新顔”ユンコス・レーシングの50号車キャデラックDPi-V.Rが同4番手に入った。5番手は7号車アキュラDPi、午前はノータイムに終わった54号車ニッサンDPiは1分37秒522で総合8番手につけた。

■ニック・キャシディ加入の14号車レクサスRC F GT3はクラス5番手スタート

小林可夢偉のドライブで午後最速タイムをマークした10号車キャデラックDPi-V.R
小林可夢偉のドライブで午後最速タイムをマークした10号車キャデラックDPi-V.R
カラーリングを施さずまっさらな状態で走行したフォードGT
カラーリングを施さずまっさらな状態で走行したフォードGT
ニック・キャシディもドライブするエイム・バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3
ニック・キャシディもドライブするエイム・バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3


関連のニュース