今季日本のFIA-F4にKCMGから参戦し、ランキング10位につける根本悠生が9月9〜11日にイタリアのバレルンガで開催されるイタリアン・グランツーリスモ・チャンピオンシップのスーパーGTカップ第9/10戦にニコラス・コスタと組み参戦することになった。
イタリアン・グランツーリスモ・チャンピオンシップはイタリア国内ではテレビ中継もある人気のレースで、GT3カーで争われるイタリアGT、カップカー等で争われるスーパーGTカップがある。日本人ドライバーとしては笠井崇志がアントネッリ・モータースポーツからスーパーGTカップに参戦しており、優勝争いを展開している。
そんなスーパーGTカップのトップチームのひとつが、元F1ドライバーのヴィンツェンツォ・ソスピリ率いるヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)だが、タイトルを争うコスタがチャンピオンを獲得するため、速く強力なペアドライバーを募りイタリアのアドリアでオーディションを実施した。
そのオーディションに参加した根本は、自身初めてのGTカーとなるランボルギーニ・ウラカンを走らせたが、好タイムを連発。見事オーディションに合格し、イタリアGTに参戦することになった。コスタはFIA-F4にも参戦した実績があり、日本のFIA-F4出身ドライバーがコンビを組むことになる。
「昨年、日本のFIA-F4を視察に行き、コスタと同等以上の走りを見せていたユウキに興味をもったこともあり、我々のチームでイタリアF4を使って彼をテストしてみたんだ。その時にも印象的な速さをみせてくれたので、彼のことは自分のドライバーリストの中に記録してあった」というのはチーム代表のソスピリ。