2019年IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦デイトナ24時間の公式予選が1月24日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われ、マツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P(オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス/ティモ・ベルンハルト/レネ・ラスト組)がポールポジションを獲得した。
青空が広がるなか現地時間15時35分に始まった予選はGTデイトナ(GTD)クラスを先頭にGTルマン(GTLM)、DPi/LMP2クラスの順に各15分のセッションで争われた。
この予選で速さを見せたのは事前の公式テストから光るスピードを見せているマツダチーム・ヨースト勢だ。
2台のマツダRT24-Pはセッション中盤に55号車マツダのジョナサン・ボマリートが1分34秒285で全体トップに立つと、これを77号車マツダのジャービスが1分33秒957で上回ってみせる。その後、両者はさらにタイムを更新しジャービスは1分33秒685という驚速タイムをマークしてみせた。
しかし、ライバルも簡単にはマツダのワン・ツーを許さない。
セッション残り7分となったところで、17年もポール争いを繰り広げたアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05が2台のマツダ勢の間に割って入る。さらに7号車アキュラをドライブするリッキー・テイラーはタイムを1分33秒873としトップを肉薄。また、ファン・パブロ・モントーヤ駆る6号車アキュラも55号車マツダのタイムを上回った。
最終的には77号車マツダがレコードタイムでポールポジションを獲得。アキュラDPi勢は総合2、3番手につけている。総合4番手は早めにピットに戻っていた55号車マツダ、以下5番手から9番手までキャデラックDPi勢が続き、小林可夢偉とフェルナンド・アロンソが加わったことで注目を集めるコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックDPiは総合6番手から26日の決勝を迎える。
19年に新設されたLMP2クラスでは、ドラゴンスピードの81号車オレカ07・ギブソン(ヘンリク・ヘドマン/ベン・ハンリー/ニコラ・ラピエール/ジェームス・アレン組)が4台中唯一となる1分35秒台のタイムをマークして、同クラスの初代ポールシッターに。2番手はPR1・マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソンがつけた。