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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.01.26 18:09

チャーリー・ラムの急逝にBMWモータースポーツの仲間、そしてライバルメーカーからも哀悼の声

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ル・マン/WEC | チャーリー・ラムの急逝にBMWモータースポーツの仲間、そしてライバルメーカーからも哀悼の声

 BMWモータースポーツは1月25日、チーム・シュニッツァーを長年率い、サーキットにおけるBMWの活躍に貢献してきたチャーリー・ラム氏が、1月24日に亡くなったと発表した。ラム氏とサーキットで戦ってきた同じドイツのライバルメーカーや、シュニッツァーが参戦したシリーズ、そしてBMWでともに戦った仲間から急逝を悼む声が届けられている。

・ゲルハルト・ベルガー(DTMチェアマン)
「チャーリーの死は本当にショックだ。彼はレーシングドライバーとしても、BMWモータースポーツのディレクターとしても、私がともに働くことができた最高のチームマネージャーのひとりだったし、素晴らしい個性の持ち主で、友人だった。DTMのコミュニティを代表して、彼の妻と息子たちにお悔やみ申し上げたい」

・ヘルマン・トムジク(ADACスポーツ代表)
「チャーリー・ラムが亡くなったことには本当に驚き、深く悲しんでいる。彼はチームマネージャーとして、過去40年間でチーム・シュニッツァーを彼の兄弟たちとともに、世界で最も成功したチームのひとつにした。パドックでは、彼は最も尊敬されるひとりだった。ドイツのモータースポーツ界は、優れた個性を失った。我々の深い思いは、彼の家族とシュニッツァーに向けられる」

・アラン・ゴウ(イギリス・ツーリングカー選手権代表)
「チャーリーの一方を受けて、本当にショックだし悲しい。彼は真のジェントルマンであり、このスポーツにおいて彼以上に思慮深い人物はいなかっただろう。そしてその仕事の理論、知識、情熱において彼は素晴らしいチームマネージャーだった。チャーリーはいつもBTCCのことを高く評価してくれていたし、マカオで会うことができたのは嬉しかった。ツーリングカーレースの世界は、素晴らしいレジェンドを失った」

・フリッツ・エンツィンガー(ポルシェ・モータースポーツ)
「チャーリー・ラムの突然の悲報は、我々にとってとても堪えるものだ。彼の情熱は我々のスポーツに多くのインスピレーションを与えてきた。チャーリーは偉大でフェアなスポーツマンであり、情熱と魂をもった“レーサー”だった。私たちの思いは、彼の家族や友人とともにある」

・ディーター・ガス(アウディモータースポーツ代表)
「チャーリー・ラムが亡くなったというニュースは、私にとって突然で、予期せぬもので、アウディにとっても衝撃だ。モータースポーツファミリーは、カリスマ的で素晴らしいキャラクターを失った。彼はモータースポーツにすべてを捧げ、真のスポーツマンであり、フェアな競争相手であった。そして常に全体を見ていたと思う。彼との会話はいつも刺激的で、私にとっては手本のような人だった。私たちの思いは彼の家族と、チャーリーが過ごしたチーム・シュニッツァーに向けられている」

・アウグスト・ファーフス(BMWドライバー)
「ありがとうチャーリー。安らかに」

・ブルーノ・シュペングラー(BMWドライバー)
「親愛なるチャーリー。この日は、すべてのモータースポーツファミリーにとって悲しい日になってしまった。一緒にいた日々にありがとう。あなたから学んだすべてに感謝したい。あなたを失い寂しく思っている」

・フィリップ・エング(BMWドライバー)
「言葉がない。良き友人であり、素晴らしいチーム代表だった。情熱的なレーサーで、素晴らしい人格が失われてしまった。これを記すのはつらいよ。チャーリー、安らかに。コース外でも中でも、あなたとともにいられた」

・鈴木康昭(BMW Team Studie代表)
「初めて会ったのは、JTCC全日本ツーリングカー選手権で来日されていたときに、挨拶をさせていただいたときだと思います。僕たちがレースを始めてからお付き合いさせていただくようになったのですが、その頃始めた『Studie Style』という雑誌の取材でもニュルブルクリンクに行って、よく話をさせてもらいました」

「顔を合わせる程度のときでも、こちらのことをよく覚えているんですよね。24時間レースで寝ていないはずなのに、すべての人に気を遣ってくれる。『この人はレベルが違うな』と感じました。親密になったのは、ヨギー(ヨルグ・ミューラー)がTeam Studieで走るようになってから。そこからレースのことをたくさん話してもらうようになりました」

「12月、ブランパンGTアジアのチャンピオンとしてトロフィーをもらい、その時にチャーリーとハグしましたが、『なんだか元気ないな、いつものチャーリーじゃないな』とは感じました。マカオの後だったし、62歳だったけど、病気だとは思わなかったです。当然、引退される悲しさとか寂しさを感じていたのかと思っていましたけど。マカオでアウグストが勝った時も、喜ぶというより、どこか寂しいような表情でしたしね」

「チャーリーは、世代を超えた存在だと思います。ヨセフ・シュニッツァーさん、今のトップのヘルベルト・シュニッツァーさん、そして忘れてはいけないのが、チャーリーの脇役をやっていた兄弟のディータ−・ラムさん。その4人、そしてマリオ・タイセンというのが、BMWモータースポーツの歴史を築いてくれた人たちだと思います」

「チャーリーはいつも走り回っていたし、ドライバーと同じくらい戦っている人でした。報せを受けて、ヨギーにもアウグストにも電話しましたが、僕以上に話にならないくらい落ち込んでいましたね……」


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