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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.02.08 11:26
更新日: 2019.06.11 23:13

元トロロッソ・ホンダF1のハートレーがWEC復帰。欠場するジェンソン・バトンの代役務める

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ル・マン/WEC | 元トロロッソ・ホンダF1のハートレーがWEC復帰。欠場するジェンソン・バトンの代役務める

 2018/2019年WEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”に参戦しているSMPレーシングは2月7日、元トロロッソ・ホンダF1のブレンドン・ハートレーを第6戦セブリング1000マイル、第7戦スパ・フランコルシャン6時間で起用すると発表した。

 ロシア初のLMP1チームであるSMPレーシングは、2018年から翌2019年にまたがるロングシーズンからシリーズ最高峰クラスへの参戦を開始。11号車と17号車という2台のBRエンジニアリングBR1・AERを投じTOYOTA GAZOO Racingやレベリオン・レーシングなどのLMP1チームと総合優勝を争っている。

 そんなSMPレーシングの11号車BR1には、元F1王者で2018年にはスーパーGT500クラスチャンピオンを獲得したジェンソン・バトンがミカエル・アレシン、元F1ドライバーのビタリー・ペトロフとともに登録され、この3名で第5戦上海ではチーム最高位タイとなる総合3位表彰台を獲得した。

 しかし、スーパーシーズンも残り3戦となった2018年末、チームはバトンがスーパーGTを優先するためにWECの2戦、具体的にはセブリングとスパを欠場すると発表。2019年1月28日に発表されたセブリング1000マイルのエントリーリストでも11号車BR1の第3ドライバー欄はTBAとなっていた。

 その空きシートを埋めることとになったのが、2017年から2018年にかけてトロロッソ・ホンダからF1に参戦したハートレーだ。

 トロロッソ加入以前はポルシェのLMP1ドライバーを務めていたハートレーは2014年からポルシェのワークスカーをドライブし、翌2015年にシリーズチャンピオンを獲得。2017年にはル・マン24時間で総合優勝を飾り、2度目の戴冠も果たしている。

 そして、この年の後半からF1に参戦したニュージランド人は2018年シーズンを含め通算25戦を戦うも、2019年のF1レギュラーシートを確保するには至らず。今月になってフェラーリF1のシミュレータードライバーとなることがアナウンスされていた。

 WECスーパーシーズン終盤戦でバトンを欠くSMPレーシングは、そんなハートレーに代役の白羽の矢を立てた。2年ぶりのWEC復帰を果たすハートレーは3月14~16日にアメリカ、セブリングで行われる第6戦と、5月2~4日に開催される第7戦スパ6時間でペトロフ、アレシンと11号車BR1をシェアする予定だ。

■ビタリー・ペトロフ「ハートレーの加入でマシン開発が前進する」

2017年のル・マン24時間で総合優勝を飾ったブレンドン・ハートレー(左)
2017年のル・マン24時間で総合優勝を飾ったブレンドン・ハートレー(左)

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