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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.03.14 16:23
更新日: 2019.03.14 16:32

WEC:トヨタ、初参戦のセブリングで初日1-2。中嶋一貴「テストから路面状況が変わり、なかなか難しかった」

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ル・マン/WEC | WEC:トヨタ、初参戦のセブリングで初日1-2。中嶋一貴「テストから路面状況が変わり、なかなか難しかった」

 WEC世界耐久選手権第6戦セブリングは3月13日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで走行初日のフリープラクティス1回目と同2回目が行われ、TOYOTA GAZOO Racingはマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドがこの日の全体トップタイムを記録。セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組の8号車トヨタTS050ハイブリッドが総合2番手につけた。

 2018年5月に行われたスパ・フランコルシャン6時間から2019年6月のル・マン24時間までの約13カ月に渡って争われるWEC“スーパーシーズン”。その第6戦として開催されるのがセブリング1000マイルだ。今戦はWECとともに北米のスポーツカーシリーズ、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のセブリング12時間レースも同じ週末に行われる。

 事前のプライベートテストと公式テストを経てレースウイークを迎えたトヨタは、走行初日となった13日、2台のトヨタTS050ハイブリッドで計2回、各90分間のフリープラクティスに臨んだ。

 しかし、WECのプラクティスが併催イベントのセッション後となったことで路面状況がテスト時から一変。時より吹き付ける強風にも左右され、2台の最速ラップタイムは全体2番手となった8号車トヨタが1分41秒957(FP1)、ホセ-マリア・ロペスがアタックを担当した7号車トヨタは1分41秒730(FP2)と、公式テストで記録したファステストラップよりもわずかに遅れることとなった。

 それでも、チームは難しい状況下にありながら予選と決勝に向けたセットアップの調整を続け、最終的に2台で181周、合計1089kmを走破してレースウイーク初日の走行を順調に終えている。

 なお、日没後に行われたFP2で全体トップとなったロペスのタイムは、2013年に記録されたセブリングにおけるLMP1カーのレコードタイムを2.1秒短縮するものだ。そのため、14日の夜に実施される予選でこれと同等もしくは、上回るタイムを記録すれば、トヨタTS050ハイブリッドがセブリングの公式記録に名を残すことになる。

■レコード更新のロペスは冷静。「決勝に向けた準備がもっとも重要」

7号車トヨタTS050ハイブリッドをドライブし総合トップタイムをマークしたホセ-マリア・ロペス
7号車トヨタTS050ハイブリッドをドライブし総合トップタイムをマークしたホセ-マリア・ロペス
セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組が乗り込む8号車トヨタTS050ハイブリッド
セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組が乗り込む8号車トヨタTS050ハイブリッド
マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッド
マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッド


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