レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.03.16 10:29
更新日: 2019.03.16 11:05

IMSA第2戦セブリング12時間:僅差のタイム合戦を制し、アキュラ・チーム・ペンスキー6号車がポール獲得

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | IMSA第2戦セブリング12時間:僅差のタイム合戦を制し、アキュラ・チーム・ペンスキー6号車がポール獲得

 セブリング・インターナショナル・レースウェイでWEC世界耐久選手権とダブルヘッダーで開催されているIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第2戦セブリング12時間。

 3月15日に行われた予選は、アキュラARX-05を駆るアキュラ・チーム・ペンスキー6号車(デイン・キャメロン/ファン・パブロ・モントーヤ/シモン・パジェノー組)がポールポジションを獲得した。

 プラクティス1ではウェレン・エンジニアリング・レーシング(アクション・エクスプレス・レーシング)の31号車キャデラックDPi-V.Rがトップタイムをマークし、プラクティス2ではマツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-Pがトップで、ナイトプラクティスのプラクティス3でも55号車マツダが続けてトップ。そして、予選直前のプラクティス4では6号車アキュラARX-05が最速だった。

 夕方にWECのレースがスケジュールされているためにIMSAの予選は午前中に行われた。まだ気温24度と上がり切らないなかでのドライコンディションでのタイムアタック合戦では、1分45秒865を記録したキャメロンが2番手に0.146秒の差をつけてのポールポジション獲得を果たした。彼とカーナンバー6に乗るのはファン・パブロ・モントーヤとシモン・パジェノーだ。

 予選2番手はトリスタン・ヌネスがドライブした77号車マツダ。開幕戦のデイトナ24時間でフロントロウを独占した彼らだが、惜しくも2戦連続ポールとはならなかった。ニュネスと共にカーナンバー77をドライブするのはオリバー・ジャービスとティモ・ベルンハルトだ。

 予選3番手はエリオ・カストロネベスがアタックを担当した7号車アキュラ。彼のベストラップはヌネスと1000分の1秒まで同じだった。

 こうしたケースでは先にそのタイムを出した者が優先される。ヌネスのマツダは予選2番手となり、カストロネベスは3番手でグリッド2列目からスタートを切ることとなった。カストロネベスとマシンをシェアするのはリッキー・テイラーとアレクサンダー・ロッシ。

マツダ・チーム・ヨースト77号車マツダRT24-P
マツダ・チーム・ヨースト77号車マツダRT24-P

 もう1台のマツダ、55号車は予選7番手で、6台がエントリーしているキャディラックは予選で4、5、6、8、9、10番手に。開幕戦のデイトナで優勝したウェイン・テイラー・レーシングの10号車は予選6番手だった。トヨタからWECに参戦しているため、今回彼らのマシンに小林可夢偉、フェルナンド・アロンソは搭乗していない。

 1台エントリーのニッサン車、54号車ニッサンDPiはLMP2マシン2台の後ろの13番手だった。LMP2は今回その2台のみが出場している。

 キャメロンは「ポールポジション獲得はうれしい。昨日はトラブルが出たが、原因は解明され、ナイトプラクティスを終えてから午前2時まで作業が続いた」と予選に至るまでの裏話を披露。

「アキュラARX-05は開発が進んで大きく進歩している。セブリングのバンピーなコースでもサスペンションの働きが良くなっているので去年より乗りやすい。だから走っていて楽しいよ。予選アタックでは走る喜びを感じることができたほどだった」と付け加えた。

■アキュラNSX GT3がGTDクラスポール獲得

ポールを喜ぶデイン・キャメロン(アキュラ・チーム・ペンスキー)
ポールを喜ぶデイン・キャメロン(アキュラ・チーム・ペンスキー)

関連のニュース