FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦は18日、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で6時間の決勝レースが行われ、ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブランドン・ハートレー組1号車ポルシェ919ハイブリッドが優勝した。
決勝レースは気温が35度を超えるコンディションのなかスタート。フロントロウを独占していたアウディR18勢は、この暑ささえも味方につけレースを支配していく。
ラップタイムでポルシェ、トヨタより勝るアウディは、レース折り返しとなる3時間時点でルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組8号車アウディがトップ。2番手にマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組7号車アウディが続いていく。
しかし、レース残り2時間50分のタイミングで、8号車アウディの電気系が1コーナーの立ち上がりで突如シャットダウン。幸い、トラブルは修復されたものの40秒近くタイムをロスし、2番手につけていた7号車アウディに交わされてしまう。
また、8号車アウディはドリンクシステムが作動しないトラブルも発生してしまい、予定よりも早めにピットイン。これに対し、3番手につける1号車ポルシェはバーチャルセーフティカー中にピットを行うことに成功し、最小限のロスタイムでコースへ復帰。8号車アウディを交わしてみせる。
さらに8号車アウディにはレース残り90分を切ろうかというところで、ドアが閉まらなくなるトラブルも発生。緊急のピットインを余儀なくされ、ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組6号車トヨタTS050ハイブリッドにも交わされてしまった。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています