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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.06.13 12:41
更新日: 2019.06.13 12:50

ル・マン24時間:トヨタ、2台揃ってアクシデントに見舞われるも、7号車が暫定ポール獲得

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ル・マン/WEC | ル・マン24時間:トヨタ、2台揃ってアクシデントに見舞われるも、7号車が暫定ポール獲得

 フランス、サルト・サーキットで開催されている第87回ル・マン24時間レースは6月12日、走行初日を迎え、この日行われた予選1回目でTOYOTA GAZOO Racingは7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)が暫定ポールポジションを獲得した。

 12日は予選1回目とその前に4時間のフリープラクティスが設けられた。同日午後に激しく降った雨の影響を受け、ウエット路面で開始されたこのセッションのなかで、トヨタは7号車とセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組8号車それぞれで路面コンディションに合わせたタイヤ交換のタイミングを評価。

 途中、LM-GTE Amクラスの車両がユノディエールで激しくクラッシュしたことから約50分に渡ってセッションが中断されるなか、2台のトヨタTS050ハイブリッドは合わせて95周をラップし、7号車がセッショントップタイムを記録して予選前の走行を終えている。

 同日22時、サーキットを夜闇が包む頃にスタートした2時間の予選はドライ路面で行われた。ここではプラクティスで最速タイムを記録した可夢偉が乗り込んだ7号車と一貴の8号車が早々にアタックを開始。サルト・サーキットのレコードホルダーである可夢偉はこのセッションでも速さをみせ、3分17秒161というタイムをマークしてタイムシートの最上段につけた。

 一方、8号車の一貴はトラフィックと全周で速度制限を強いられるフルコースイエローにアタックを阻まれたことで、タイムを伸ばすことができず。しかし、すぐにモードを切り替え、決勝を見据えた準備に取り組んでいる。

 その後、2台はドライバー交代をしながら周回を重ねていくが、セッションが残り約45分となったところで、最終コーナーでスピンを喫しコースに復帰しようとしていたLMP2カーと7号車が接触。このアクシデントで7号車は左フロントに大きなダメージを負い、35分ほどの修復作業を余儀なくされた。

 また、7号車のアクシデントとほぼ同じタイミングで8号車もGTEカーと絡んでおり、こちらは数分の作業でコース復帰を果たしたものの、フロアの修復とフロントノーズの交換が行われた。

 なお、8号車はこのあと、アロンソがパーソナルベストとなる3分19秒632を記録。トップの7号車からLMP1プライベーターの2台を挟んだ総合4番手にポジションを押し上げている。

■「スピン車両がよく見えず、避けきれなかった」とコンウェイ

8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
フォードシケインでの接触によって左フロントにダメージを受けた7号車トヨタTS050ハイブリッド
フォードシケインでの接触によって左フロントにダメージを受けた7号車トヨタTS050ハイブリッド


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