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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.06.16 14:40
更新日: 2019.06.16 15:24

ル・マン24時間:夜明けを迎えた16時間後。三度順位を入れ替えたトヨタの2台がワン・ツー維持

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ル・マン/WEC | ル・マン24時間:夜明けを迎えた16時間後。三度順位を入れ替えたトヨタの2台がワン・ツー維持

 6月15日、現地15時に始まった第87回ル・マン24時間レースの決勝は、スタートから16時間が経過。アクシデントが相次いだ夜の時間帯を超えて16日の夜明けを迎えたサルト・サーキットでは、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドがレースをリードし、これを2番手につけるセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組8号車トヨタが追っている状況だ。
 
 レーススタートからここまで、TOYOTA GAZOO Racingの7号車と8号車が、終始安定した走りでトップ2を守り続けている2019年ル・マン24時間。日没後に迎えたスタート8時間時点では、ブエミ駆る8号車が僚友7号車を先行していたが、直後に迎えた13回目のルーティンピットワークを終えると、コンウェイの7号車がふたたびリードを奪っていく。

 2台のトヨタTS050ハイブリッドが約5秒差でトップを争うなか、スタートから9時間23分後、LM-GTE Proの95号車アストンマーティンがインディアナポリスでクラッシュした影響でセーフティカー(SC)が導入される。このSCのうちの1台が首位を走る7号車と2番手につける8号車の間に入ったことで、2台のギャップは拡大。SC明けのピットイン後、両車の差は一気に1分12秒まで広がってしまった。

 しかし、それから約40分後の10時間20分過ぎに、今度は総合3番手を走るSMPレーシングの17号車BRエンジニアリングBR1・AERがクラッシュ。コースにふたたびSCが入っていく。
 
 レース開始以後、最大のリードを築いていた7号車は、このタイミングでルーティン・タイミングを迎えピットイン。だが、ピット出口のシグナルはレッドが点灯している。コースインできない7号車の横を、SC導入前にピットインを終えていた8号車が無情にも通り過ぎていった。

 このリーダーチェンジと同時に、LMP1クラスでは序盤にクラッシュを喫した3号車レベリオンR13・ギブソンが、17号車BR1に代わって総合3番手に浮上している。
 
 ふたたび接近戦となったトヨタの2台はレース折り返しを前に、ピットタイミングによって三度順位を入れ替えると、以後、コンウェイからドライバーチェンジした可夢偉の7号車がレースの主導権を奪っていく。

 その一方で、ブエミからアロンソに交代した8号車はペースを上げられず。ピットインの度に前後のカウルやドア交換を行いながらラップタイムの改善を試みるも、スタートから14時間時点でその差は1分10秒以上となった。

 その後、7号車は可夢偉からロペスに。8号車はアロンソから一貴にドライバー交代を行っているが、依然として7号車が8号車を1分15秒ほどリードしている状況だ。

■カーガイ・レーシングがじわじわと順位を上げ、一時はクラス6番手に


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