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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.07.09 13:21
更新日: 2019.07.24 15:24

WEC:バルセロナで初開催、2019/20年プロローグテストのエントリー発表。参加車両は30台

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ル・マン/WEC | WEC:バルセロナで初開催、2019/20年プロローグテストのエントリー発表。参加車両は30台

 7月8日、WEC世界耐久選手権は2019/20年シーズンに向けて7月23~24日、スペインのカタロニア・サーキットで行われるWEC“プロローグ”の暫定エントリーリストを発表した。

 WECの公式プレシーズンテストであるプロローグは、イタリア・モンツァで行われた2017年を除いて、例年フランスのポール・リカールで開催されてきた。しかし、今季はその舞台がスペイン・バルセロナに。WEC公式イベントが同地で行われるのはこれが初めてのことだ。

 そんな2019/20年のプロローグテストには、フルシーズンエントリーしている31台中30台のマシンが参加予定。GTE Amクラスを中心に、まだドライバー欄にはTBAが目立つものの、2週間後に迫ったプレイベントに向けて、各チームの体制が少しずつ明らかになっている。

 既報のとおり、SMPレーシングがエントリーを取り消すことになったLMP1クラスは、王者TOYOTA GAZOO Racingを含む計6台がエントリー。トヨタのドライバーラインアップは昨季と基本的に変わらないが、フェルナンド・アロンソが抜けた8号車トヨタTS050ハイブリッドにブレンドン・ハートレーが加わった。

 同クラスへ新規参戦するチームLNTは、いずれもシルバーランクドライバーのシャルリエ・ロベルトソン、マイケル・シンプソンが5号車と6号車、計2台のジネッタG60-LT-P1・AERをテストする予定だが、同じく2台体制となるレベリオン・レーシングはドライバーを明らかにしていない。

 LMP2クラスはELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズから、ユナイテッド・オートスポーツ、ハイクラス・レーシング、クール・レーシング、チェティラー・レーシングという4チームが新たに世界選手権へのステップアップを果たす。

 このほか、既存チームではレーシングチーム・ネーデルランドのシャシーメーカー変更や、ロベルト・ゴンザレス、パストール・マルドナド、アンソニー・デビッドソン組がドラゴンスピードからイオタに移籍するなどの動きがみられる。

GTE規定に対応した新型ポルシェ911 RSR
GTE規定に対応した新型ポルシェ911 RSR

 BMWとフォードがシリーズを去ったLM-GTE Proは、アストンマーティン・レーシングが1台のみの持ち込みとしたことで参加台数が最少の5台に。

 テストではAFコルセのフェラーリ488 GTE Evo、ポルシェGTチームの新型ポルシェ911 RSRが各2台、そして1台のみ参加のアストンマーティン・バンテージAMRが、各マニュファクチャラーのワークスドライバーたちのドライブで出走する予定だ。

 対してLM-GTE Amクラスは“スーパーシーズン”比プラス2台、最多11台を数える。前述のとおり、現時点ではまだTBAが多いなかで、イギリス国籍のニューカマー、レッドリバー・スポーツはボナミー・グライムスとジョニー・モウレムがエントリーリストに名を連ねた。

 日本チームとして同クラスに唯一参戦しているMRレーシングは、来シーズンを見据えたテストでも石川資章、オリビエ・ベレッタ、エドワード・チーバーというデビューイヤーと同じ布陣を継続している。

■2019/20年WECプロローグテスト エントリーリスト(7月8日版)


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