BMWは9月27日、将来に向けたモータースポーツ活動について発表を行い、2018年からル・マン24時間を含むWEC世界耐久選手権のLM-GTEクラスに参戦することを正式に発表した。
27日にBMWから発表されたモータースポーツ活動計画は、今後のBMW M、BMW i、そしてミニのブランドイメージ向上に向けたBMWグループ全体の車両開発と活動内容について記された。
この内容によればDTMドイツツーリングカー選手権、北米でのIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ、BMW M6 GT3/BMW M4 GT4によるカスタマーレーシング活動、アンドレッティ・フォーミュラEとのコラボによるFE参戦、Xレイドとの共同によるダカールラリー挑戦に加え、かねてから噂されていたWEC参戦が公式に発表された。
BMWから発表された計画では、参戦は2018年シーズンということ以外は明らかにされていない。車両は「新しいGTカー」とされているが、「どのモデルを使用するのか、どのチームがクルマを走らせるのかは今後数ヶ月以内に決定次第アナウンスされる」としている。
「2018年シーズンに向け、我々はGTカーでの活動をIMSAに加えWEC世界耐久選手権にも拡大する。これは、ル・マン24時間への復帰も含むもので、大いに楽しみにしている」というのは、BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルト。
「WECが拡大していった方法は、将来GTカーレースに大きな未来があると確信させることができる」
2018年にBMWが参戦を開始し、現在参戦しているメーカーが活動を継続していた場合、ル・マン24時間のLM-GTEクラスはポルシェ、フェラーリ、フォード、シボレー、アストンマーチン、BMWといったワークス勢でにぎわいをみせることになりそうだ。