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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.07.19 17:34
更新日: 2020.06.30 16:28

小林可夢偉、2020年デイトナ24時間参戦決定。東京・有楽町での優勝記念イベントで発表

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ル・マン/WEC | 小林可夢偉、2020年デイトナ24時間参戦決定。東京・有楽町での優勝記念イベントで発表

 7月19日、東京・有楽町の商業施設で小林可夢偉のデイトナ24時間制覇を祝した記念イベント『コニカミノルタ presents デイトナ24時間レース 小林可夢偉優勝イベント supported by ウェイン・テイラー・レーシング&J SPORTS』が行われた。この催しに登場したウェイン・テイラー・レーシング(WTR)代表兼オーナーであるウェイン・テイラーから、可夢偉の2020年デイトナ24時間レース出場が発表されている。

 可夢偉は今年1月、アメリカ・フロリダ州で行われたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースにWTRから初参戦。フェルナンド・アロンソらと総合優勝を飾った。“世界三大耐久レース”のひとつに数えられるイベントにおいて、日本人ドライバーとして4人目、27年ぶりの快挙だった。

 その偉業を記念して開催された今イベントでは冒頭、コニカミノルタの山名昌衛代表執行役社長兼CEOが登壇し、「弊社はウェイン・テイラー・レーシングのメインスポンサーをしております。そのWTRチームが参戦する世界3大耐久レースのひとつであるデイトナ24時間に、日本人として小林可夢偉選手が参加してくれ、見事に優勝を果たすという結果を残してくれました」とコメントした。

 また、山名社長はデイトナ24時間を前に可夢偉がコニカミノルタのオフィスを訪れた際のエピソードを紹介。「可夢偉選手が『必ず勝って帰ります』と高らかに宣言して、まさしく有言実行です」と改めてその偉業を讃えている。

 続いて登場した可夢偉は「本当のことを言うと、このレースを勝つと高級時計“ロレックス・デイトナ”がもらえるという単純な理由で、『よし出よう!』という感覚だったんです」と会場を和ませた。

 そのデイトナに出場したことで、アメリカのモータースポーツに触れた可夢偉は、その印象について「エンターテインメントを追求し、お客さんを喜ばせるために、どうするかというのがすごく考えられたレースの内容で、かつファンとの近さをヨーロッパ以上感じました。こんなレースがあるんだと驚く半面、これがレースじゃないかなと思うところもありましたね」と語っている。

 レースの振り返りでは、アロンソとWTRのレギュラードライバーであるジョーダン・テイラー、ランガー・バン・デル・ザンデとの組んでの勝利に「勝てるときというのは本当にチャンスが巡ってくる。逆に勝てないときは勝てない。そのなかでどうすれば勝てるのかをフェルナンド(・アロンソ)たちと一緒に考えていました」と語った可夢偉。

「正直なところ世界三大耐久レースというのはなかなか一回で勝てるレースじゃないので、そういう意味ではラッキーでもあったし、勝つためにドライバーやチームが努力が実って優勝を実現できたことをたくさんの人に感謝したいと思います」と述べた。

■展示された10号車キャデラックDPi-V.Rはレースを戦った本物

小林可夢偉と花束を贈呈した山名昌衛代表執行役社長兼CEO
小林可夢偉と花束を贈呈した山名昌衛代表執行役社長兼CEO
会場に展示された小林可夢偉のスーツとドライバーズアワード
会場に展示された小林可夢偉のスーツとドライバーズアワード


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