レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.07.24 13:07
更新日: 2019.07.24 15:36

WECプレシーズンテストがバルセロナで開幕。初日は小林可夢偉組トヨタ7号車がトップ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | WECプレシーズンテストがバルセロナで開幕。初日は小林可夢偉組トヨタ7号車がトップ

 WEC世界耐久選手権2019/2020年シーズンに向けた公式プレテスト“プロローグ”が7月23日、スペインのカタロニア・サーキットで開幕した。翌24日まで行われる同テストの初日は、2セッション計8時間30分に渡って実施され、ホセ-マリア・ロペスが最速1分29秒991をマークしたTOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ロペス組)が初日トップに立っている。

 現行LMP1規定最後のシーズンとなる2019/20年WECは9月1日、イギリス・シルバーストンで開幕戦を迎える。それに先立って行われた公式テスト“プロローグ”にはLMP1、LMP2、GTE Pro、GTE Amの4クラスから合計30台が集結。最高気温33度、路面温度は46度まで上昇する猛暑のなか、まずは午前のモーニングセッションが実施されていく。

 10時から4時間の予定で設定された同セッションでは13時過ぎ、7号車トヨタを駆るロペスが、唯一の1分29秒台に入る1分29秒991を記録して午前最速となった。2番手は同じくトヨタの8号車トヨタTS050ハイブリッドが入り、こちらもセッション終盤にパーソナルベストをマーク。タイムは首位と0.267秒差の1分30秒258だった。

 プライベーター最上位の3番手は、グスタボ・メネゼスのドライブで1分31秒603をマークしたレベリオン・レーシングの3号車レベリオンR13・ギブソン。4番手には僚友1号車レベリオンが1分32秒091で続いた。

 2台のジネッタG60-LT-P1・AERを持ち込んだチームLNTは6号車のみが15周を走り、ステファン・サラザンが1分34秒670という自己ベストを記録。6号車はノータイムに終わっている。

■午後は8号車トヨタの中嶋一貴が最速タイムをマーク

 午後のセッションは現地17時から21時までを予定したいたものの、途中の赤旗中断によって終了時間が30分延長されることに。

 このアフタヌーンセッションで速さを見せたのは8号車トヨタを駆る中嶋一貴だった。セッションスタートから2時間後に新加入のブレンドン・ハートレーからステアリングを受け継いだ一貴は、自身7周目に1分30秒114をマークしている。

 午前をトップで終えた7号車は、ロペスの後を受けた可夢偉がアタックを行い1分30秒180を記録。このセッションでは僚友とわずか0.066秒差の2番手となったが、総合リザルトでは初日首位となった。

 プライベーター勢はレベリオン2台とチームLNTの2台、合計4台がいずれも1分31秒台のタイムで並んだ。そのなかの最上位、3番手は1号車レベリオンでタイムは1分31秒073。これに3号車レベリオンが1分31秒401で続き、1分31秒828をマークした5号車ジネッタが5番手に。6号車ジネッタもほぼ同タイムでテスト初日を終えた。

■新型ポルシェ911 RSRがGTE Proクラスに初登場

午後最速タイムをマークした8号車トヨタTS050ハイブリッド
午後最速タイムをマークした8号車トヨタTS050ハイブリッド

関連のニュース