真夏日が続くスペイン・バルセロナ、カタロニア・サーキットを訪れているオートスポーツ編集部スポーツカー担当・ナカノが、WEC世界耐久選手権プロローグテストの最新情報をお届けする現地ブログ。第3弾にして最終回となる今回は、走行日のコースサイドやピットエリア、パドック周りの様子をレポートしてもらいます。
イケメンドライバーも登場するので、お見逃しなく!
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最高気温は35度、路温は50度程度まで上昇するバルセロナより、3度目のブログをお届けします。今回はパドックやピット、コースサイドの様子をお届けしましょう。パドックに各チームのトランポが立ち並ぶ様は、ヨーロッパのどのサーキットでも同様(富士では見られないのが残念です)。
シグナテック・アルピーヌのトランポ(右端)のルーフの、『シグネチャ』のロゴが懐かしいですねぇ。90年代頃のトムスのロゴにも似た雰囲気が漂います。嫌いじゃないです。
メインゲートを入って直進、パドックへの入り口にあるランナバウト脇には、レジェンドたちの姿も。こちらはファン・マヌエル・ファンジオ様です。
そしてやはり、アイルトン・セナ様もいらっしゃいました。1991年開業と、そこまで歴史が深いサーキットではありませんが、偉大なる先人たちへのリスペクトが感じられてよいですね。
ピットウォークに出かけましょう。昼のインターバルは14時から17時。そのうち15~16時がピットウォークの時間にあてられ、サーキットを訪れた観客にピットロードが開放されます。夏休みとはいえ、さすがに平日の開催とあっては、お客さんの数は正直少ないのですが、でも皆さん思い思いのスタイルでスペイン初登場のWECの雰囲気を楽しんでいましたよ。
こちらはマックス・フェルスタッペン応援隊の皆さんでしょうか。残念ながら、ここにマックスはいませんよ。ハイパーカー規定を迎えた際、アストンマーティンから参戦するのでは……的な噂が上がっていたりいなかったりするようですが、いくらなんでもフライングが過ぎるんじゃないですかねぇ、皆さん。
今回テストに参加しているLMP2マシンは8台。そのなかで、唯一のダラーラ使用チームとなるのが、新規参戦のチェティラー・レーシング。イタリアンチームとして、ル・マンではおなじみですね。個人的にもダラーラのフォルムは好きなので、健闘してほしいところ。カラーリングも好みです。
今季もMRレーシングを率いてLM-GTE Amクラスに参戦する石川資章選手とも、ル・マン以来の再会です。「暑くてかなわん。プロドライバーでも10周で暑い言うて降りてくんねん」と、酷暑にやられているご様子でしたが、今季よりAmクラスに導入される488 GTE “Evo”については、「ものすごいダウンフォースが上がってる。1コーナーもアクセルオフでステアリング切ったらもう曲がっていく感じ。よりフォーミュラカーっぽくなってるね」とポジティブな印象のよう。GTE Proも台数が減ってしまった今季、本当の意味で一番コンペティションが激しいクラスになる予感です。