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投稿日: 2019.07.26 23:17
更新日: 2019.07.26 23:31

【ブログ】ナゾのビートル(?)の正体は。話題のGT2も続々登場/スパ24時間現地情報(3)

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Blog | 【ブログ】ナゾのビートル(?)の正体は。話題のGT2も続々登場/スパ24時間現地情報(3)

 オートスポーツwebをご覧の皆さんボンジュール。いまだベルギーに来て以来、一度もジュピラー(ココの有名ビール。サッカーのベルギー1部のリーグ名でもおなじみ)も飲まず過ごしている残念なヒラノでございます。トタル・スパ24時間の現場からお届けするブログ3回目は、7月25〜26日のサーキットからいろいろお届けしましょう。初日から気になっているナゾのビートル(?)について調べてきました。

 というわけで、スパ24時間も水曜にブロンズテストこそありましたが、本格的な走行初日となった25日。んで、いきなり走りはじめてから夜に4回の予選と、昼から夜までハデに走ります。その間に『モータースポーツ・ゲームス』の記者会見があったりして、まあ長い長い。一気に疲労が溜まりました。

 それにしても、走り出しはコースサイドに行ってみたのですが、レ・コームのイン側をちょっと過ぎたあたりから撮ってみるとよく分かるこの高低差たるや。写真奥がプーオンです。

■これホントに走るの……? と思ってたら走ってたコイツ

 ところで、初日からずーっと気になっていたのが、旧ピットのタワーの真下に陣取ってたこのマシン。まあポルシェなのは分かるんですが、前後にバンパー風のモノがついてたり、フェンダーが加工されてたりと、まるでフォルクスワーゲン・ビートルかの風貌になっております。

 リヤもご覧のとおり。テールライトもビートル風で、ご丁寧にこちらにもバンパーが。でもスパ24時間のピットに並んでいるので、ホントに走るのかと思っていたら、ちゃんと走ってました。しかも速いわけじゃないけど、別にまわりに迷惑かけるわけでもない速さです。

 じつはこのクルマ、チームスタッフの方に聞いたのですが、1968年(アメリカ以外は69年?)のディズニー映画『ザ・ラブ・バグ』の50年を記念して、今回スパ24時間にゲスト参戦しているのだそう(不勉強でその映画知りませんでした)。映画に出てきた『ハービー』と名付けられたビートルのレーシングカーをトリビュートして、ブリュッセルのディーマンというチームが車両を製作したのだとか。

 ベースマシンとなっているのは、マンタイ・レーシングから購入したポルシェ911 GT3カップ。たしかにGT3 Rとはいろんなところが違います。エンジンルームにイエローが残っているのはマンタイの名残でしょうね。コクピットはちゃんと現代のレーシングカーです。

 リヤウイングには、1969年のできごとが。「人類初の月面着陸/コンコルド初飛行/ウッドストック・フェスティバル/エディ・メルクス(ベルギーの選手)のツール・ド・フランス初優勝/ジャッキー・イクスのル・マン24時間初優勝/『ザ・ラブ・バグ』公開」とベルギーらしい感じです。

 このクルマ、いちおうレースには出るんですが、「僕たちはゲスト参加なので、24時間フルには走らず、6時間くらいしか走らないと思う」とのこと。ニュルブルクリンクのオペル・マンタのように、こういう“息抜きマシン”がいるのはいいですね。


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