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投稿日: 2019.07.28 07:47

DTM王者レネ・ラストが挑むスパ24時間、そして日本でのレース「スパに出ることは重要なこと」


ル・マン/WEC | DTM王者レネ・ラストが挑むスパ24時間、そして日本でのレース「スパに出ることは重要なこと」

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権にアウディ・チーム・ロズベルグから参戦している、2018年DTMチャンピオンのレネ・ラスト。今季もDTMのドライバーズランキングでトップにつけているラストだが、7月27日から行われているトタル・スパ24時間にもアウディスポーツ・チームWRTから参戦しており、このレースや、日本での戦いについて聞いた。

──ここヨーロッパでは、多くのDTMドライバーがGT3マシンに乗り込み24時間レースに参戦しますが、日本のGT500ドライバーがGT3カーに乗ることはあまり多くありません。
レネ・ラスト(以下RR):
僕たちアウディドライバーにとってはごく普通なことだからね。DTMどに参戦するドライバーがGT3に乗ることに“降格”のようは意味合いはないよ。ディーター・ガスがアウディスポーツの代表に就任してからは、むしろ僕たちワークスドライバーがさまざまなカテゴリーを経験することを推奨してくれている。僕は今のところDTMとGT3だけど、ニコ・ミューラーはDTM、フォーミュラE、FIAラリークロス、GT3、ロビン・フラインスもDTM、フォーミュラE、GT3といろいろな経験を積んでいる。ふだんのDTMではないシチュエーションを経験することで、自分の引き出しが増えると実感しているよ。日本のGT500ドライバーにもぜひおススメするよ!

──GT3とDTMのフィーリングの違いはありますか?
RR:
GT3はDTMよりも重いし、遅いし、曲がらないし(笑)、DTMと比べるとしんどいことは間違いない。特にオー・ルージュは何回走ってもカンタンじゃない。走り始めてノッてきたらいいけど、燃料をフルに積んで、タイヤも新品で、エンジンもまだ十分に温まっていないスタートドライバーを担ったときは、オー・ルージュでバランスを取るのはどんなプロでも難しいんじゃないかな。また、オー・ルージュの手前ではできるだけピットウォールギリギリまで寄り、空力を利用してラディオンから猛烈なGがかかる中で一気にフル加速して登るので、燃料満タンでは本当に毎回ヒヤヒヤだよ。映像では簡単そうに登ってみえるけどね(笑)。

──あなたから以前『日本にも24時間レースはあるの?』と質問がありましたが、富士24時間レースにも興味はありますか?
RR:
もちろん! その存在は知らなかった、日本の24時間レースもきっとかなり刺激的でドライバーとしても楽しいんじゃないかな? 富士24時間レースにも一度出てみたいね。

──では、あなたにとってのスパ24時間レースについて教えてください。
RR:
1924年に始まった伝統的な24時間レースで、僕たちヨーロッパの『ハコ乗り』のプロドライバーにとって、ここのスタートに立つことはとても重要なんだ。完走することがどれだけ難しいか、誰もが身をもって知っているからね。全員が同じ条件のGT3マシンで同じタイヤ。平等の条件で24時間のフルスプリント! このレースを知らないプロは“モグリ”だね。毎年レベルがどんどん上がり、今回の大会は史上最高のトップレベルだと思う。元F1ドライバーはもちろん、LMP1でル・マンの総合優勝をしたドライバー、僕らDTM現役ドライバーや、アウディ、メルセデス、ポルシェ、BMW、ベントレー、フェラーリ、ランボルギーニ、ニッサン等のワークスドライバーに、現役のF1テストドライバー等、数多くのトップドライバーがそろっていて、この中から上にいくのは本当に難しい。

──DTMドライバーやGT3で活躍するあなたを、日本でも注目しているファンがたくさんいます。
RR:
本当に? 嬉しいね! 今年は待ちに待ったDTMとスーパーGTとの交流戦が開催されるので、そのドライバーに選ばれることを切に願っているよ。日本のドライバーやファンと交流できる日が待ち遠しいし、富士スピードウェイはよくシミュレーターで走っているので、まだ行ったことはないけれど、ある意味身近なサーキットだよ(笑)。僕の希望としては、日本のコンペティティブなタイヤで交流戦を走ってみたいね! 日本のドライバーが羨ましいよ。

レネ・ラストがドライブするアウディR8 LMS
レネ・ラストがドライブするアウディR8 LMS


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