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投稿日: 2019.07.31 18:31
更新日: 2019.07.31 18:39

【ブログ】とにかく濡れた決勝日。場所が違えば持ち帰るモノも変わります。/スパ24時間現地情報(4)

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Blog | 【ブログ】とにかく濡れた決勝日。場所が違えば持ち帰るモノも変わります。/スパ24時間現地情報(4)

 オートスポーツwebをご覧の皆さんこんにちは。というわけで、とにかく暑くてとにかく濡れたトタル・スパ24時間から帰国致しました。全国20名くらいの方が首を長くして待たれていたと思うブログ最終回は、7月26〜28日のサーキットからお届けしましょう。といっても本業(?)に集中していたので、ネタはイマイチだと思いますが、まあ気が向いたらご覧ください。

 7月26日(金)は、走行はウォームアップ30分、そしてスーパーポール30分というヒジョーに短い時間。この日の私のメインは、ピット棟のブリーフィングルームで行われたSROプレスカンファレンスでした。

 いつもYoutubeの中継動画なんかで観てましたが、会見場の雰囲気はこんなカンジ。予想以上にちゃんとしててビックリしました。写真右側にあるトロフィーが、このレースの優勝者に授与される『クープ・ド・ロワ』ですな。会見場はメディアは10人ちょっとくらいで、あとはぜ〜んぶメーカーの関係者でした。このレースらしい気がします。

 会見場のステファン・ラテル代表が話す台の下には、インターコンチネンタルGTチャレンジやブランパンGTエンデュランスカップのトロフィーが。これはさすがに初めて観ました。

 プレスカンファレンスの内容は記事にしたのでぜひご覧いただければと思いますが、ステファン・ラテル代表、なんと40分くらいず〜っと話っぱなしでした。

 金曜日、インターコンチネンタルGTチャレンジに参戦するドライバーたちがピット棟3階のレストランに集められていたので、何が始まるのかと思ったら集合撮影でした。いちおうオー・ルージュをバックに収まったんですが、よくもまあこんな狭い場所で撮ろうと思うよな……とちょっと感心。ドライバーも、サッと撮ればすぐ終わるのが分かっているので、かなりテキパキしてましたよ。

 スーパーポールの後、ピットレーンに出てみると知っている人たちが。TEAM UPGARAGEの石田誠代表、松浦孝亮選手、小林崇志選手じゃありませんか! これは来季のスパにはTEAM UPGARAGEも参戦か……!? と思いきや、「ぜんぜん下心ないんです」と石田代表。

 実は、スーパーGT第5戦富士までの間を利用して、パリ〜F1ドイツGPのツアーを松浦選手が企画したそうなんですが、「そういえばスパ24時間やってるよね」と途中で立ち寄ったんだそう。でも、小林選手は初めてのスパを、そして皆さんスパ24時間を走るGT3カーたちに「同じクルマ使ってるレースとは思えないですね」とけっこう興奮気味でした。

 金曜の夕方、ずーっとドライバー交代の練習をしていたのはグッドスマイル・レーシング&タイプ・ムーン・レーシングの3人。今回チームに帯同した小林可夢偉選手も、ずーっとサポートしてました。こういうとき、ドライバー目線のサポートってすごく役に立つんですよね。

■とにかく寒かった決勝日

 明けて土曜。朝、ホテル(今回はクルマで20分ほどのダム湖のそばでした)の窓を開けたらご覧の天気。前日までの猛暑がウソみたいでした。

 サーキットもすっかり曇り。この後雨がめちゃ降り出します。

 今回、実はオー・ルージュの左右がレッドゾーン(すべてのフォトグラファーが立入禁止)でした。F1でお馴染みの、オー・ルージュを駆け上がるシーンも撮れずじまい。で、スタートをどこで撮ろうか迷っていたのですが、最終的に選んだのは、ケメルストレートエンド。ちなみにF1のスタートの時はラ・スルスがおなじみですが、スパ24時間はその先がスタートなのですよね。

 こんなカンジでまあ正解だった気もしますが、さすがに路面が濡れすぎてて、水煙がイマイチだったかなぁ……。

 SCが入るといいカンジになりますが、ちょっと使いづらい(笑)。

 ちなみにスタート前には、アウディR8 LMS GT2が登場。ただ、ヘビーウエットだったのでその速さは分からずじまいでした。

 日本でのレース中は“書き”の仕事が多いので、。いまやアメリカで活躍されているM本H明さんのように(?)アクシデントシーンをあまり“引いた”ことはないワタクシ。ただ今回は珍しく引きました。このレースでいちばんのアクシデントだった37号車BMWのクラッシュシーンです。

 ガードレール補修があったのでけっこう長いことFCYが続きましたが、最近のヨーロッパのガードレール補修がめちゃ早いのにはビックリしました。

 このスパで、これはいいな……と思ったのは、一般のファンの方も入れるエリアに写真用の窓が開いていること。ニュルでもちょいちょいありますが、これはいいですよね。日本では競争率高そうですが……。

 というわけで、夜はホント時折すごく雨が強くなって、さすがにレース前半だけでズブ濡れになりました。そんな中でビックリしたのが花火。普通雨降ってたら花火はさすがにやらなくないですか……?

 夜のピットでけっこう気になったのはコレ。いわゆるビーズクッションで、コレでメカニックさんが寝てました。まあたしかにジャマになったらポイっとすればいいし、寝心地もいいしでスグレものかも。ブラックファルコンさんなんかは、ロゴ入りのクッションがありましたね。

 今回ワタクシ、スパ24時間は初だったのですが、これでル・マン、ニュルブルクリンク、スパをすべて体験しました。ル・マンはそれほどでもないのですが、ニュルブルクリンクで特に目立つのが、お客さんが使ったタイヤを持ち帰るシーンなんです。で、スパは何かあるのかと思ったら、ご覧のとおりチームが使ったトタルのオイル缶を持ち帰る人が多いこと。インテリアにでもするんですかねぇ。

 というわけで、最後は表彰台の横に登場した竹馬(?)に乗ったトタルのお姉さんたちで終了です。正直、今回は初のスパでしたが、今までGT3をメインに追いかけてきて、これを観ていなかったことを大後悔。なんかいろいろ衝撃を受けました。ファンの皆さんも、そしてGT300関係者の皆さんも、一度はぜひ観て欲しいな……と感じた次第です。ここまで4回のブログ、皆さまお付き合いありがとうございました〜。


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