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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.09.28 17:55
更新日: 2016.10.04 12:28

WEC富士プレビュー:王座奪還を目指すアウディR18

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ル・マン/WEC | WEC富士プレビュー:王座奪還を目指すアウディR18

 10月16日に決勝レースが行われるFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間耐久レース。自動車メーカーの威信をかけた耐久レース世界選手権の日本ラウンドを前に、WECの基本知識や今季の見どころをおさらいしておこう。今回はLMP1-Hを戦うアウディR18を紹介。

「レースは技術の実験室」という信念のもと、モータースポーツ活動を行うアウディ。WECの天王山とも呼べるル・マン24時間耐久レースには1999年から参戦しており、これまで11度の総合優勝を成し遂げたほか、2010年から3年連続で表彰台を独占、また14年まで5連覇を達成するなど、圧倒的な速さと強さで君臨してきた。

 しかし、15年シーズンはポルシェの後塵を拝し、ル・マンでの連勝記録が途切れたほか、シリーズ戦ではわずかに2勝。その勝利も王者に輝いた17号車ポルシェ919ハイブリッドがトラブルによりタイムロス、またはリタイヤを余儀なくされている状況でのものだった。

ブラックのカラーリングをベースにしながらも、グレーメタルとブラックの塗り分けにレッドのラインが入るカラーリング。
ブラックのカラーリングをベースにしながらも、グレーメタルとブラックの塗り分けにレッドのラインが入るカラーリング。

今季のアウディR18は、名称は同じながらも中身は別物と呼べるマシンに仕上がっている。
今季のアウディR18は、名称は同じながらも中身は別物と呼べるマシンに仕上がっている。

 そんなアウディは今年、打倒ポルシェ、WEC王座奪還を目指してアウディR18を大胆にリファイン。外観では15年使用から継続されているように見られる箇所もあるが、アウディスポーツが「以前のモデルから共通しているものは何もない。すべてがゼロから設計された」と語るほど、まったく新しいR18を作り上げた。


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