ポルシェAGは、世界中で開催されているワンメイクレース『ポルシェカレラカップ』用のレーシングカー、ポルシェ911 GT3 Cupの2017年モデルを公開した。
ポルシェ911 GT3 Cupは、F1と同時開催されるポルシェ・モービル1・スーパーカップをはじめ、世界各地で開催されているポルシェカレラカップで使用されるワンメイクレースカーだ。1998年以降タイプ996、997、そして現在使用されている991モデルの総合計で3,031台が生産されており、世界で最も生産台数が多いレーシングカーとなっている。
そんな911 GT3 Cupの最新モデルが29日に公開された。タイプ991としては二世代めとなるが、さらなる駆動力を得るべく4リッター水平対向6気筒エンジンにダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)を採用。最高出力485psを発生させることになった。
また効率性も改善。エンジンの耐久性が向上したことでメンテナンス費用も抑えられている。ロッカーアームとセンターオイルフィードを備えたバルブドライブが初めて採用されたほか、エンジン内部におけるオイルの消泡を最適化するために、オイルセパレーターが一体化された。クランクシャフトの剛性も大幅に向上しているという。
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