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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.08.31 14:50
更新日: 2019.08.31 15:01

WECシルバーストン:トヨタ、連覇に向け初日1-2スタート。ハートレー「まだ慣れるべきことがいくつかある」

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ル・マン/WEC | WECシルバーストン:トヨタ、連覇に向け初日1-2スタート。ハートレー「まだ慣れるべきことがいくつかある」

 WEC世界耐久選手権2019/2020年シーズン開幕戦シルバーストンが8月30日に開幕した。この日、2回のフリープラクティスがイギリスのシルバーストン・サーキットで行われ、チャンピオンチームであるTOYOTA GAZOO Racingは7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)が総合首位、8号車トヨタTS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組)も総合2番手につけ、シリーズ連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。

 好天に恵まれたWEC“シーズン8”開幕ラウンド、シルバーストン4時間レースの初日は90分間のフリープラクティス(FP1)が午前と午後の計2回行われた。

 直前の性能調整でマシンの最低重量が14kgプラスされ、ライバルに対して最低99kg重い状態で今戦に臨むこととなった2台のトヨタTS050ハイブリッドは、FP1こそLMP1プライベーターに首位を譲ったものの、午後のFP2では昨年度と同様の速さを発揮する。

 このFP2で予選シミュレーションを実施したトヨタ勢は、コンウェイから7号車を受け継いだ可夢偉が1分36秒847というタイムを記録して総合トップに。また、8号車では一貴からバトンタッチしたブエミが、僚機から0.826秒差のタイムをマークして2番手につけた。

 都合180分のセッションで、チームは日曜の決勝レースに向けたセッティングにも注力。新しいハイダンフォース仕様のTS050ハイブリッドにさまざまな空力セッティングを試すととともに、再舗装された路面に対するミシュランタイヤのデータを集めながら、ハイブリッドブーストや回生の適合を進めている。

■小林可夢偉「クルマの感触が良く、予選が楽しみ」

「今日は順調にセッティングを進めました。クルマの感触も良かったですが、我々はつねにさらなる改良を目指し、可能な限りの準備を進めています」と語るのは、初日最速タイムをマークした可夢偉。

「今日は周回を重ねることにバランスも改善されました。ペースには満足しており予選が楽しみです」

 可夢偉のチームメイトであるコンウェイは「母国イギリスのファンの前で再び走ることができてうれしいよ」とコメント。

「再舗装されたコースはスムーズでグリップも高く、良いレースができそうだ。今日のタイムは接近しているし、予選も面白いことになるだろう。僕自身も楽しみだし、ファンの皆にもこのショーを楽しんでもらえることを望んでいるんだ」

 また、ロペスも「LMP1クラスでの戦いはより厳しいものになり、良いバトルができると思う」と語る一方、「今シーズンを戦う新型パッケージであまりテストができていないため、特に空力面で調整が必要」であるとも述べている。

■「現行マシンで走る最後のシルバーストンを楽しみたい」とブエミ

TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッド
TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッド
TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタTS050ハイブリッド
TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタTS050ハイブリッド


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