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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.09.02 12:08
更新日: 2019.09.02 12:16

WEC:トヨタ、TS050最後のシーズン開幕戦で1-2フィニッシュ。「ドライバーたちは難コンディションでも冷静だった」

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ル・マン/WEC | WEC:トヨタ、TS050最後のシーズン開幕戦で1-2フィニッシュ。「ドライバーたちは難コンディションでも冷静だった」

 9月1日、2019/2020年WEC世界耐久選手権第1戦シルバーストン4時間レースがイギリス、シルバーストン・サーキットで行われ、TOYOTA GAZOO Racingはマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドと、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー組8号車トヨタTS050ハイブリッドがワン・ツー・フィニッシュを達成。昨シーズンから続く連勝を“6”に伸ばしている。

 前日に行われた公式予選において、7号車がポールポジションを、僚友8号車が2番手グリッドを獲得したトヨタ。迎えた日曜の決勝では、まず7号車を駆るコンウェイを先頭に8号車のブエミがこれを追う展開に。

 しかし、スタートから30分後、2台のトヨタTS050ハイブリッドは不運なタイミングで出されたフルコースイエローによって、ライバルのレベリオン・レーシングに先行を許してしまう。レース再開後、1回目のピットストップでポジションを入れ替えたブエミとコンウェイはライバルをオーバーテイクして再びワン・ツー態勢を築くが、レース中盤になると今度はブリティッシュウェザーがトヨタを襲った。

 ライバルたちに先行する陣営は、この雨での予定外のピットインを嫌いコース上にステイアウトすることを選択するも雨脚は弱まらず。7号車をドライブする可夢偉と8号車のハートレーは大幅なペースダウンを余儀なくされてしまう。ウエットタイヤへの交換のためピットに戻った2台は、再度3号車レベリオンの後塵を拝することとなった。

 レース折り返しを過ぎ、2度目のセーフティカーランからリスタートとなった直後、可夢偉とハートレーはライバルを交わてトップ2に返り咲く。その後、2台のTS050ハイブリッドは順位を入れ替えながら、7号車がトップの状態でアンカーのロペスにバトンタッチ。8号車もハートレーから一貴にバトンを渡していく。

 最後の1時間は首位を行くロペスと2番手の一貴がテール・トゥ・ノーズの接戦となったが、最後は7号車がトップチェッカーを受け開幕戦のウイナーに。8号車は1.9秒差の2位となり、トヨタはTS050ハイブリッドで戦ラストシーズンのオープニングレースでワン・ツー・フィニッシュを飾った。

「新しいシーズンに、最高のスタートが切れました。天候が急変した難しいレースでワン・ツー・フィニッシュを飾ることができ、ファンの皆さまには楽しんでもらえたかと思います」と語るのはTOYOTA GAZOO Racingの村田久武チーム代表。

「チームは素早いタイヤ交換でライバルたちに対してタイムを稼ぎ、ドライバーたちは難しいコンディションでも冷静でした」

■「トップを守りきってチェッカーを受けることができて本当にうれしい」とロペス

8号車トヨタとレベリオン・レーシングの1号車、3号車R13・ギブソン
8号車トヨタとレベリオン・レーシングの1号車、3号車R13・ギブソン
TOYOTA GAZOO RacingのトヨタTS050ハイブリッド
TOYOTA GAZOO RacingのトヨタTS050ハイブリッド


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