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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.09.24 15:15
更新日: 2019.09.24 15:24

ELMS第5戦:オレカにスイッチしたユナイテッド・オートスポーツが初優勝、連覇達成

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ル・マン/WEC | ELMS第5戦:オレカにスイッチしたユナイテッド・オートスポーツが初優勝、連覇達成

 全6ラウンドで争われるELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの第5戦が9月22日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われ、ユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ07・ギブソン(フィル・ハンソン/フィリペ・アルバカーキ組)が2019年シーズン初優勝を飾った。

 昨年のスパ4時間レースで優勝しているユナイテッド・オートスポーツ。チームは連覇を目標に今戦臨むと、21日の予選でポールポジションを獲得し翌日の決勝に向けて弾みをつけた。

 その決勝では16周目に出された1回目のフルコースイエロー(FCY)中にピット作業に入った22号車オレカと、ステイアウトを選択したデュケイン・エンジニアリングの30号車オレカ07が、それぞれのピットタイミング毎にラップリーダー立ってレースを牽引した。

 レース終盤になると13番手からスタートしたグラフの39号車オレカ07が、デュケイン・エンジニアリングに代わってトップに浮上。これに22号車オレカが続く展開に。しかし、39号車オレカはFCYの手順に従わなかったとしてドライブスルー・ペナルティを受けてしまう。

 ライバルの“自滅”により、95周目に再びリーダーとなった22号車オレカはそのままトップを快走。101周終わりに2位に12秒差をつけてトップチェッカーを受けた。ユナイテッド・オートスポーツにとってこの結果は今季初優勝であると同時に、リジェからオレカへのマシンスイッチ後、初めての勝利となっている。

ユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカを先頭に2019年ELMS第5戦スパ・フランコルシャン4時間レースがスタートした。
ユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカを先頭に2019年ELMS第5戦スパ・フランコルシャン4時間レースがスタートした。

 一方、勝利を目の前にしてペナルティを受けたグラフはドライブスルーに入ったタイミングでFCYが導入されたこともあり、2番手でコースに復帰することに成功する。だが、その後方からはクール・レーシングの37号車オレカ07を駆るニコラ・ラピエールが迫った。

 2台の2位争いはファイナルラップまで続き、最後は37号車がバスストップシケインでグラフのマシンと接触しながらオーバーテイク。わずか0.200秒先着してみせた。トリスタン・ゴメンディがドライブしていた39号車オレカは土壇場で3位となった。

 トップ3に次ぐ4位はランキング首位につけるGドライブ・レーシングの26号車アウルス01。デュケイン・エンジニアリングの30号車オレカが5位に続き、ランキング2位で前戦ウイナーのIDECスポーツが6位に入った。

 この結果、Gドライブのロマン・ルシノフ/ジャン-エリック・ベルニュ/ヨブ・バン・ウィタート組は13ポイントのリードを持って2019年シーズン最終戦ポルティマオを迎えることになる。

■GTEクラスのタイトルは最終戦前に決定

2位を争ったクール・レーシングとグラフのチェッカーシーン
2位を争ったクール・レーシングとグラフのチェッカーシーン

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