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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.10.05 11:32

予選前最後の走行でトヨタ8&7号車が週末初のワン・ツー/【タイム結果】2019/20年WEC第2戦富士 フリープラクティス3回目

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ル・マン/WEC | 予選前最後の走行でトヨタ8&7号車が週末初のワン・ツー/【タイム結果】2019/20年WEC第2戦富士 フリープラクティス3回目

 10月4日に開幕したWEC世界耐久選手権第2戦富士6時間レースは翌5日、富士スピードウェイで予選前最後の走行枠となるフリープラクティス3が行われ、TOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組8号車トヨタTS050ハイブリッドがプラクティス1回目、2回目に続きここでも最速タイムを記録した。
 
 トヨタはマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドも2番手につけ、今週末初のワン・ツーというリザルトに。3番手にはLMP1プライベーターのレベリオン・レーシングが走らせる1号車レベリオンR13・ギブソンが入っている。
 
 5日、走行2日目を迎えた2019年のWEC富士。その舞台となる富士スピードウェイは早朝から快晴に恵まれ、気温は25度、路面温度も35~40度に上った。そんななか行われたプラクティス3回目(FP3)は、WECでは唯一日本ラウンドでのみ実施されているサーキットサファリに続いて、9時20分にスタートした。
 
 このFP3で速さをみせたのは、セッションスタート後早々にアタックを仕掛けたトヨタの8号車で、ハートレーが乗り込んだトヨタTS050ハイブリッドは計測2周目に1分25秒621というタイムをマーク。これが最後まで破られることなく同セッションの最速タイムとなった。

 8号車トヨタに続く2番手には、前戦までの獲得ポイントに基づいて計算される“サクセス・ハンディキャップ”において今戦、1周あたり最大1.4秒のハンデを負っている7号車トヨタが0.206秒差で続いた。
 
 プライベーター勢は1号車レベリオンR13がトップと約0.5秒遅れの3番手。チームLNTの6号車と5号車ジネッタG60-LT-P1・AERが1分27秒台のタイムで総合4、5番手となっている。
 
 LMP2クラスでは先週、ロシアのソチでFIA-F2チャンピオンを決めたニック・デ・フリースを擁するレーシング・チーム・ネーデルランドの29号車オレカ07・ギブソンが1分20秒008でクラス首位に。
 
 これにイオタの38号車オレカ、クール・レーシングの42号車オレカが同じく1分29秒台で続いた。山下健太が所属するハイクラス・レーシングの33号車オレカはクラス最下位だ。
 
 LM-GTE Proは新型ポルシェ911 RSRを走らせるポルシェGTチームの91号車がクラストップ。タイムは1分37秒501だった。クラス2番手は前年大会のポールマシンであるアストンマーティン・レーシングの95号車アストンマーティン・バンテージAMRが入り、同3番手にはアストンマーティンの97号車が続いた。
 
 GTE Amクラスはデンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRが、Proクラスの間に割り込む形でクラス首位に。これに続いたAFコルセの83号車フェラーリ488 GTE Evoとチーム・プロジェクト1の56号車、57号車ポルシェ911 RSRもProクラス3番手の97号車アストンマーティンを凌ぐタイムを記録している。
 
 同クラスに挑む日本勢は、2年連続でスポット参戦している星野聡が加入したデンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSRがクラス5番手。石川資章とケイ・コッツォリーノが乗り込むMRレーシングの70号車フェラーリ488 GTEは同7番手で予選前の走行を終えた。
 
 2019年WEC富士はこの後、13時10分から決勝のスターティンググリッドを決定する公式予選が行われる。

■2019/2020年WEC第2戦富士 フリープラクティス3回目暫定結果


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