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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.10.07 16:19
更新日: 2019.10.07 22:40

豊田章男総代表、トヨタのWEC&WRCダブル優勝を喜ぶ「6月までは同時に勝つことに強いこだわりは持っていなかった」

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ラリー/WRC | 豊田章男総代表、トヨタのWEC&WRCダブル優勝を喜ぶ「6月までは同時に勝つことに強いこだわりは持っていなかった」

 10月3~6日、この週末はイギリスでWRC世界ラリー選手権第12戦ラリーGBが、日本ではWEC世界耐久選手権第2戦富士6時間レースが行われ、ともにTOYOTA GAZOO Racingが勝利を収めた。この結果に、チームの総代表を務める豊田章男氏がコメントを発表。今週末は、今年6月に両選手権でダブルウインを逃したのを目の当たりにしたことを思い出し、いずれの戦いでも勝利してもらいたと思っていたと語った。

 豊田章男TOYOTA GAZOO Racingチーム総代表のコメントは以下のとおりだ。

●豊田章男 チーム総代表

FIA世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)と、TOYOTA GAZOO Racingは1つの週末で2つの世界選手権に勝利することができました。2つ同時に勝つことに強い拘りは持っていませんでした。しかし、今年の6月、私は、目前でそれを逃す姿を目の当たりにしていました。ル・マン24時間レースをワンツー体制で走る中、WRCイタリアで最後までトップを走ってくれていたオィット・タナック選手がストップしてしまった時のことです。

タナック選手の走りには絶対の信頼を置いています。ですので、私も勝利を確信し、彼の走りを見守っていました。しかし、車両トラブルで、私たちは彼から勝利を奪ってしまいました。今回、そのことを思い出し、2つの世界選手権が同時に行われるこの週末は、いずれの戦いも、絶対に無事にゴールまで走り抜け、勝利してもらいたいと思っていました。

8号車のセバスチャン・ブエミ選手、中嶋一貴選手、ブレンドン・ハートレー選手、7号車のマイク・コンウェイ選手、小林可夢偉選手、ホセ・マリア・ロペス選手、重たいハンデを背負い、決して簡単ではないワンツーフィニッシュを本当にありがとう。土曜日にみんなと会い、改めて6人をはじめとした皆のチームワークを感じました。今後、更に重たいハンデが課されますが、そのチーム力で乗り越えていきましょう。

激しい風雨で難しさを極める路面の中、チームとクルマを信じて優勝してくれたオィット・タナック選手、マルティン・ヤルヴェオヤ選手。前戦トルコでも車両トラブルで勝利を遠ざけてしまっていたので、今回、勝利してくれたこと、本当にうれしく思います。残り2戦、なんとしても君たちを勝たせたい。改めてもっと安心して乗れるクルマをチームみんなでつくっていきたいと思います。

様々な世界戦が行われたこの週末に、我々の2つの世界戦も応援いただいたファンの皆さま、本当にありがとうございました。引き続き、ご支援よろしくお願いいたします。
(原文ママ)

2019年WRC第12戦ラリーGBで今季6勝目を挙げたオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ(トヨタ・ヤリスWRC)
2019年WRC第12戦ラリーGBで今季6勝目を挙げたオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ(トヨタ・ヤリスWRC)


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