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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.10.29 16:30
更新日: 2019.11.18 13:56

GRスープラGT4、2020年3月から欧州で販売開始、価格は約2115万円。日本・アジア展開は2020年10月

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ル・マン/WEC | GRスープラGT4、2020年3月から欧州で販売開始、価格は約2115万円。日本・アジア展開は2020年10月

 TOYOTA GAZOO Racingは7月4日に発表したカスタマー向けレーシングマシン『GRスープラGT4』を2020年3月から、まずは欧州で販売すると発表した。その後、2020年8月には北米、2020年10月には日本・アジア地域へと販売地域を順次拡大する計画だ。

 年々、費用が高騰しているGT3に代わって、ジェントルマンレースをはじめ、世界中のレースで使用されているGT4。すでにポルシェやアウディ、メルセデス、アストンマーティン、マクラーレンなど多くの自動車メーカーが参入している。

 そんなGT4マーケットにTOYOTA GAZOO Racingも参入。GRスープラをベースにドイツに拠点を構えるトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)が開発・製造するGRスープラGT4を投入する。

 マシンに搭載されるエンジンは3リッターの直列6気筒ターボエンジン。最大出力430馬力までチューンアップされている。トランスミッションは7速スポーツオートマチック(パドルシフト付)、排気システムにはアクラポヴィッチ製が採用され、出荷時にはラベノール製オイルが充填される。

 フロントスポイラーやリヤウイングには天然繊維コンポジットされており、車両重量は1350kg。サスペンションは市販GRスープラと同じく、フロントにマクファーソンストラット、リヤにマルチリンクを採用し、前後ともにレース用調整式ダンパーを装着する。

 そのほか、レース用キャリパーを採用したブレーキシステムや高剛性ロールケージを採用した軽量スチールボディ、レーシングバケットシート、6点式シートベルトなど、レースを戦うために必要な装備も備える。

 車両販売予定価格は諸経費や消費税などを除き、17万5000ユーロ(約2115万円)。各地域での販売&カスタマーサポートに関して、欧州はTMG、北米はTRD U.S.A., INC.、日本・アジアはトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)が担当するとのこと。

GRスープラGT4(フロントビュー)
GRスープラGT4(フロントビュー)
GRスープラGT4(リヤビュー)
GRスープラGT4(リヤビュー)
GRスープラGT4(サイドビュー)
GRスープラGT4(サイドビュー)
GRスープラGT4のフロントには、ブレンボ製6ピストンレーシングキャリパーが組み込まれる
GRスープラGT4のフロントには、ブレンボ製6ピストンレーシングキャリパーが組み込まれる
GRスープラGT4、日本・アジアでの販売は2020年10月からの予定
GRスープラGT4、日本・アジアでの販売は2020年10月からの予定
GRスープラGT4はドイツのトヨタ・モータースポーツGmbHが開発・製造を担当した
GRスープラGT4はドイツのトヨタ・モータースポーツGmbHが開発・製造を担当した

TOYOTA GAZOO Racingは、「モータースポーツを愛する世界中のお客様が気軽にレースを楽しんでいただけることを目指し、カスタマーモータースポーツに、より一層力を入れてまいります」としている
TOYOTA GAZOO Racingは、「モータースポーツを愛する世界中のお客様が気軽にレースを楽しんでいただけることを目指し、カスタマーモータースポーツに、より一層力を入れてまいります」としている

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