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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.10.11 15:21
更新日: 2016.10.11 15:24

WEC富士プレビュー:日本に馴染みのドライバーに聞く富士ラウンドへの想い

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ル・マン/WEC | WEC富士プレビュー:日本に馴染みのドライバーに聞く富士ラウンドへの想い

 いよいよ今週末に開幕が迫ったFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士。日本ラウンドを前に、中嶋一貴や小林可夢偉のほか、日本に馴染み深いドライバーたちに意気込みを聞いた。

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■中嶋一貴(TOYOTA GAZOO Racing/5号車トヨタTS050ハイブリッド)

中嶋一貴(TOYOTA GAZOO Racing/5号車トヨタTS050ハイブリッド)
中嶋一貴(TOYOTA GAZOO Racing/5号車トヨタTS050ハイブリッド)

 富士はホームレースですし、たくさんの方が応援に来てくださると思っています。パワートレインを作っている東富士研究所もすぐ近くですし、普段なかなかレースの現場に来られないスタッフも見ている前でのレースになるので、いい結果を出したいですね。

 クルマとしても、後半戦のなかで、富士はパフォーマンスを出せるサーキットだと思っていますし、いいレースができるんじゃないかと思っています。僕らがやることは、いつもと同じ。気合いを入れても空回りするだけですから(苦笑)。

 ただ、富士はよく知っているサーキットですし、トラフィックを含めて、ある程度やりやすい。場所も知っていますし、リラックスして戦えます。過去、富士でレースをした時には、自分たちの期待以上の結果が出たことが何度かありますけど、それはたくさんの方が応援に来てくださるから。地の利みたいなものもあるでしょう。

 天気ばかりは分からないですけど、できれば雨でも応援に来ていただけると嬉しいですね。今年は、近年にないぐらい面白いレースになると思いますし、見る価値がある1戦だと思います。

■小林可夢偉(TOYOTA GAZOO Racing/6号車トヨタTS050ハイブリッド)

小林可夢偉(TOYOTA GAZOO Racing/6号車トヨタTS050ハイブリッド)
小林可夢偉(TOYOTA GAZOO Racing/6号車トヨタTS050ハイブリッド)

 富士は、もちろん母国なので頑張りたいと思っています。ただ、僕はそんなに富士を知っている訳じゃないんですよね。フォーミュラ・トヨタの時は改修前でしたし、今のコースでは2回、スーパーフォーミュラでレースをしただけ。AFコルセの時は天候不順で、走らずに終わってしまいましたし、まだコースを掴み切れていないんです。

 ただ、大勢の方が応援に来てくださいますし、ホームコースなので頑張りたい。ル・マン以降、少しパフォーマンス的に苦しいコースもありましたが、富士はそんなに悪くないと思うので、期待しています。

「どこまで行けるか」というところで戦いたい。WECは6時間レースなので、多少何かがあっても、最後に表彰台に上がることも可能ですよね。最後まで諦めず、スムースに6時間やり切ることで、何かしらチャンスがあるというのが、このレースの楽しい所。

 3人でクルマをシェアしている分、乗る時間が少ないなかでやらないといけないのが難しい所でもありますが……。ぜひ、皆さんにはWECのこのハイブリッドのクルマを見に来て欲しいと思っていますし、僕らが初優勝できたらと思っています。


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