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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.12.19 11:50
更新日: 2019.12.19 11:59

2020年ル・マン24時間の予選方式が変更“ハイパーポール”と呼ばれるノックアウト方式に

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ル・マン/WEC | 2020年ル・マン24時間の予選方式が変更“ハイパーポール”と呼ばれるノックアウト方式に

 12月18日、ACOフランス西部自動車クラブは2020年6月10~14日に行われる第88回ル・マン24時間レースにおいて、従来の予選方式を変更するとアナウンスした。ふたつのステージからなるノックアウト方式を新たに採用し、ポールシッターを決定する最終予選は“ハイパーポール”と呼称される。

 WEC世界耐久選手権のハイライトであるル・マンではこれまで、2時間にわたる予選セッションがレースウイークの水曜から木曜日にかけて計3回行われ、この3セッションのなかで記録したタイムで決勝のスタートグリッドが決められていた。

 しかし、来年6月に行われる2020年大会ではこの予選方式が一新。予選セッションは10日(水)23時15分から行われる45分間の予選の後、各クラス上位6台に入った車両のみが翌日に実施されるハイパーポールに進むことになる。

 ポールポジション以下、LMP1、LMP2、LM-GTE Pro、LM-GTE Am各クラスの上位6グリッドを決定するハイパーポールは11日(木)21時にスタート。30分間で争われるこのセッションでは、各車ともガレージに戻ることは許されない。ただし、予選と決勝レースに割り当てられた制限内であれば、装着するタイヤを自由に選択することは可能だ。

 なお、ハイパーポールに進出が叶わなかった車両は、水曜の予選セッション記録されたタイムを基に各クラス7番手以降のグリッドに収まることになる。また、予選タイムはWECのシリーズ戦で採用されている、ふたりのドライバーの平均タイムではなく従来のル・マン予選と同様に、ひとりのドライバーの最速ラップが採用される。

「それらはすべて2020年のル・マン24時間で変わる」と語るのは、ACOのピエール・フィヨン会長。

「新しい予選フォーマットと、ハイパーポールで見られるであろう24人のドライバーによるポールポジション争いは、ドライバーと観客のどちらにも刺激的なセッションになることを保証する」

「完璧なラップを目指し真のスピードを発揮するため、アドレナリン、サスペンス、集中力はどのチームでも最高潮に達することだろう」

「それは13kmの象徴的なトラックで24時間に渡って続くバトルのプレリュード(前奏曲)になると考えている。ル・マンは週末だけの催しではなく、ふたたび数日間続くレースの祭典となるのだ」

 LMP1規定のラストイヤーに大きなフォーマット変更が行われた2020年のル・マン24時間。改定後の予選スケジュールは以下のとおりだ。

■2020年ル・マン24時間レース スケジュール

6月10日(水)
15:30~20:00:フリープラクティス1
22:00~23:00:フリープラクティス2
23:15~24:00:予選

6月11日(木)
17:00~19:00:フリープラクティス3
21:00~21:30:ハイパーポール
22:00~24:00:フリープラクティス4
※日本時間は+7時間

2019年ル・マン24時間レースでポールポジションを獲得した小林可夢偉組7号車トヨタTS050ハイブリッド
2019年ル・マン24時間レースでポールポジションを獲得した小林可夢偉組7号車トヨタTS050ハイブリッド


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