1月31日~2月2日にオーストラリア、マウント・パノラマ・サーキットで開催されるIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ開幕戦リキモリ・バサースト12時間に向けて、IGTCにエントリーしている複数のチームがドライバーラインアップを明らかにしている。
2020年シーズンのIGTCには、過去最多11の自動車メーカーがFIA-GT3カーで参戦するが、その中には5大陸を転戦するシリーズに初めてフルシーズンエントリーすることになったホンダも含まれる。
JASモータースポーツのバナーの下、同エンジニアリングが車両開発を担当したホンダNSX GT3 Evoを投入するホンダ陣営は10日、バサースト12時間に出場する3名のドライバーを発表。
2019年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でDPiクラス王者となったデイン・キャメロンと、同GTDクラスを制したマリオ・ファーンバッハー、そしてデイトナ24時間レースで優勝したランガー・バン・デル・ザンデという北米シリーズのスタードライバーを揃える豪華ラインアップが敷かれた。
■オリバー・ジャービスがふたたび“ベントレー・ボーイズ”に
これに対して、2016年のIGTC発足当時から参戦を継続しているベントレーは2020年シーズンに向け、GT3プログラムのテコ入れを実施。
具体的には“ベントレー・ボーイズ”と呼ばれるワークスドライバーのシェイプアップが行われ、長年に渡ってベントレー・チームMスポーツで活躍してきたアンディ・ソウセックとスティーブン・ケインのふたりが、ワークスチームのシートを失うことになった。
一方、マキシム・スーレと、2018年からブリティッシュブランドに加わったジョーダン・ペッパー、ジュール・グーノンは2020年も引き続きチームに残留することが決まり、グリーンベースの新リバリーとなった第2世代のベントレー・コンチネンタルGT3に搭乗する。
これに加えて、2台目のコンチネンタルのドライバーには、セブ・モリス、アレックス・バンコム、オリバー・ジャービスという新しいトリオが組まれることが決定。ジャービスにとってベントレーへの復帰は2017年以来、3年ぶりだ。