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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.01.24 19:51
更新日: 2020.01.24 20:12

マツダ、デイトナ予選でポール&3番手獲得「今年は雰囲気がまるで違う」とジャービス

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ル・マン/WEC | マツダ、デイトナ予選でポール&3番手獲得「今年は雰囲気がまるで違う」とジャービス

 2020年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースが1月23日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕した。同日に行われた公式予選でマツダチーム・ヨーストは77号車マツダRT24-P(オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス/オリビエ・プラ組)が2年連続のポールポジションを獲得。僚友55号車マツダRT24-P(ジョナサン・ボマリート/ハリー・ティンクネル/ライアン・ハンター-レイ組)も総合3番手の好位置につけた。
 
 2019年シーズンにシリーズ初優勝を含む通算3勝をマークしたマツダは今季より、アメリカにおける潤滑油の製造・販売を行う出光ルブリカンツアメリカを通じて出光興産の協賛を受けている。これに伴い2台のマツダRT24-Pには“IDEMITSU”のロゴがあしらわれ、77号車ではベースカラーがホワイトになると同時に、エンジンカバーにより大きな同社のロゴマークを掲げる。

 そんな2台のマツダが挑むデイトナ24時間は、2020年大会で58回目の開催を数える伝統の耐久レースイベントだ。世界三大耐久レースのひとつであり、週末にはシリーズ最多20万人もの観客が訪れる。

 今季は4クラスから合計38台がエントリーしており、マツダは最高峰カテゴリーのDPiクラスで総合優勝を争う。ライバルは前年チャンピオンのアキュラARX-05と、2017年以降デイトナで負けなしのキャデラックDPi-V.Rだ。

 1月3~6日に、同じくデイトナで行われた公式テスト“ロア・ビフォア・ロレックス24”で非公式のコースレコードを記録するなど好調な仕上がりをみせたマツダ勢は、今レースウイークの走り始めも好調を維持。にわか雨によるウエットコンディションとドライコンディションが入り交じる難しい路面状況のなかで行われたプラクティス2回目では2台が総合2番手、3番手を記録してみせた。
 
 迎えた公式予選、2台のマツダRT24-Pは17時05分のセッションスタートと同時にコースインしていく。すると77号車をドライブするジャービスが最速タイムをマーク。翌周にさらにタイムを縮め1分34秒711としたところでピットインしチェッカーを待った。
 
 しかし、予選終盤にアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車がクラッシュしたことで赤旗が提示され、セッションは残り2分を残してそのままチェッカー。その時点でジャービスのタイムを上回るマシンは現れなかったため、77号車の2連連続ポールポジションが確定した。
 
 また、55号車はベテランのボマリートがアタックを行い1分34秒169をマーク。惜しくもフロントロウの2番手は逃したものの、2番手につけた6号車アキュラとわずか0.040秒差の予選3番手を獲得してみせた。

総合3番手から決勝レースに臨む55号車マツダRT24-P
総合3番手から決勝レースに臨む55号車マツダRT24-P

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