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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.02.12 14:39
更新日: 2020.02.12 15:46

WEC:LMDhは「魅力的」とフェラーリGT代表。プロトタイプレース復帰への関心認める

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ル・マン/WEC | WEC:LMDhは「魅力的」とフェラーリGT代表。プロトタイプレース復帰への関心認める

 フェラーリのGTレーシングを率いるアントネッロ・コレッタは、同ブランドがトップレベルのプロトタイプレースに復帰することに強い関心を示しており、独自のシャシーを使用してレースを戦うことを望んでいると語った。
 
 跳ね馬のGT部門を指揮するとともに、プロトタイプベンチャーの責任者でもあるコレッタは土曜日、マラネロの記者団に新しくローンチされたLMDhプラットフォームが、同ブランドの将来のスポーツカーレースへの関与にとって魅力的な選択肢であると述べた。

 彼はフェラーリがWEC世界耐久選手権のLMHル・マン・ハイパーカーよりもグローバルなLMDh方式のクルマを好んでいることを示唆したが、同時にフェラーリが独自のシャーシを作ることへの重要性も強調している。

 LMDhカーは、LMP2ベースのシャシーにスペックハイブリッドユニットと他の共有内部システムを備えたクルマで、LMHカーとともにイタリアのブランドが求める要求に応えるふたつのプラットフォームのうちのひとつだ。

 コレッタは、LMDhがコストの観点からもっとも適切なルートであると考えているが、フェラーリのスポーツ精神に準拠するため、クルマのデザインの観点でより多くの自律性を求めている。

「率直に言って、私たちの目の前には重要な戦略的機会があると感じている。なぜならそれはWECとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で同じプラットフォームを使用することができるからだ」

「しかし、私たちは新しいスポーツと技術的なルールを正確に理解する必要があり、(技術的な詳細情報が明らかにされる)セブリングの直後に、クルマを作るチャンスがあるかどうかを決定するためのすべての問題について判断しなければならない」

「もちろん、フェラーリにとってはロードカーと直結することが重要な要素だ。『458』や『488』を含む過去のすべてのクルマは直接的なリンクを持っていた」

「さて、その点でプロトタイプは別のクルマとなるが、私たちはそこに何を置くことができるのかに依存する。……エンジン、ああ、OKだ。しかし、他のソリューションは明確ではない」

 コレッタは、LMDhはメーカーが独自のシャーシを作成できないのに対し、LMHでは許可されていることがフェラーリにとって「大きな問題」であることを認めた。

■メーカーの哲学、コスト、相互参戦のルールなど、解決すべき問題は多い


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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