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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.02.17 19:49

トヨタ、WEC未勝利のCOTAへ。デイトナ連覇の小林可夢偉「またアメリカでレースを戦うのが楽しみ」

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ル・マン/WEC | トヨタ、WEC未勝利のCOTAへ。デイトナ連覇の小林可夢偉「またアメリカでレースを戦うのが楽しみ」

 WEC世界耐久選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingは2月22~23日、アメリカ・テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われる2019/2020年シーズン第5戦ローン・スター・ル・マンで、今季4勝目を狙う。

 当初予定されていたサンパウロ・ラウンドの代替戦として開催が決まったローン・スター・ル・マンは、第6戦セブリング1000マイルと合わせた“アメリカ2連戦”のファースト・ラウンド、2019/20年シーズンでは全8戦中の5戦目となるイベントだ。

 その舞台となるのはヘルマン・ティルケが設計したCOTA。WECでは2012年の現行シリーズ初年度から行われてきたが、2017年の開催を最後にカレンダーから外れていた。また、トヨタにとってはメキシコシティ、ニュルブルクリンクとともに現行シリーズで勝利を挙げていないサーキットのひとつとなっている。

 そんなCOTAラウンドに、トヨタは今回も2台のトヨタTS050ハイブリッドを投入する。選手権をリードするマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車と、僚友を8ポイント差で追いかけるセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組の8号車だ。

 前戦のバーレーン8時間レースを制した7号車は今回、もっとも重いサクセス・ハンディキャップを背負っての戦いとなる。8号車はチームメイトと比較して1周0.56秒少ないハンディキャップでレースを行う。

 なお、これまでのCOTAラウンドは暑さ厳しい9月に行われてきたが、今回は2月の開催となった。また、開催スケジュールが通常の3日間から2日に短縮されており、チームはより短い時間でデータを解析し、マシンをコンディションに合わせなければならず、これまで以上に難しいレースとなることが予想される。

「2017年以来のオースティンでのレースが楽しみです。情熱的なアメリカの耐久レースファンの皆さまは我々をいつも暖かく迎えてくれます」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WECチームの村田久武代表。

「実はオースティンでは今まで勝利したことがありません。ですので、目標の“初勝利”に向けてチームの士気は高まっています」

「また、昨年12月のバーレーンでの勝利から10週間が経ちましたが、チームの全員が、ル・マンを含む今シーズン残りのレース向けの準備と並行して、来シーズン用“ハイパーカー”の新車開発に大変忙しい日々を送っています」

「2020年はTOYOTA GAZOO Racingにとって節目となる非常に重要な年です。アメリカ・テキサスにて幸先良いスタートを切りたいと思います」

 ランキングトップでCOTAに乗り込む可夢偉は「先月、デイトナ24時間レースを連覇することができたアメリカで、ふたたびレースを戦うのが楽しみです」とコメント。
 
 7号車にとっては厳しいレースになると予想しながらも、「やるべきことは分かっていますし、そのための準備を続けます」と抱負を述べた。

8号車トヨタTS050ハイブリッドをセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーとともにシェアする中嶋一貴
8号車トヨタTS050ハイブリッドをセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーとともにシェアする中嶋一貴

■涼しい時期の開催となり「これまで以上に楽しみ」と中嶋一貴


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