レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.03.03 08:10
更新日: 2020.03.03 00:01

ル・マン24時間:リシ・フェラーリはフランス人3名体制か。元フォードのブルデー&プラ起用

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | ル・マン24時間:リシ・フェラーリはフランス人3名体制か。元フォードのブルデー&プラ起用

 2月28日にACOフランス西部自動車クラブが発表した第88回ル・マン24時間レースのエントリーリストによって、セバスチャン・ブルデーとオリビエ・プラがリシ・コンペティツィオーネから“世界3大レース”のひとつに出場することが明らかになった。

 リシ・コンペティツィオーネはアメリカ、ヒューストンに拠点を構えIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦しているフェラーリのカスタマーレーシングチームだ。
 
 その主戦場は北米耐久シリーズだが同時にル・マンの常連でもあり、これまでに3度のクラス優勝を飾るなどその実力は折り紙付きだ。

 そんなチームは2020年のル・マンで、3人すべてのドライバーをフランス人とすることが予想されている。ブルデーとプラというふたりの元フォードGTドライバーの起用はその信憑性を高める要因のひとつとなった。

 Sportscar365はリシ・コンペティツィオーネのオーナーが、ドライバーラインアップに3名のフランス人を起用する機会を強く求めていたことを理解している。これに基づき、2019年に同チームからル・マン初参戦を果たしたジュール・グーノンが、フェラーリ488 GTE Evoをドライブする3番目のドライバーとして有力候補に挙がっている。

 ル・マン出身のブルデーは今シーズン、インディカー・シリーズでのフルシーズンシートを失い、参戦カテゴリーをウェザーテック・スポーツカー選手権にスイッチ。最高峰のDPiクラスを戦うJDCミラー・モータースポーツに加わった。
 
 ル・マンでは優勝した2016年以降、フォード・チップ・ガナッシ・レーシングの一員として出場回数を増やしてきた彼は2020年、母国の耐久クラシックで自身14回目のスタートを切る予定だ。

 チームメイトとなるプラもフォード陣営に所属していたベテランで、ル・マンへの出場は今季で13回連続となる見込み。一方、起用が予想される若手のグーノンは、ベントレーワークスドライバー“ベントレー・ボーイズ”のひとりだ。今年2月に行われたリキモリ・バサースト12時間ではベントレー・コンチネンチネンタルGT3を駆り総合優勝を飾っている。

 リシ・コンペティツィオーネがエントリーしているLM-GTE Proクラスは、フォードとBMWの撤退により参戦台数が減少しているものの、ポルシェが4台、アストンマーティンとシボレーが2台ずつ、前年王者のフェラーリがリシを含め3台を投入することで全11台での争いが展開される予定だ。

2020年1月末に行われたIMSA開幕戦デイトナ24時間でのリシ・コンペティツィオーネ
2020年1月末に行われたIMSA開幕戦デイトナ24時間でのリシ・コンペティツィオーネ


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース