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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2020.03.05 15:38
更新日: 2020.03.05 16:08

IMSA、アメリカでの新型コロナウイルス拡大を「積極的に監視」現段階ではスケジュールに変更なし

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ル・マン/WEC | IMSA、アメリカでの新型コロナウイルス拡大を「積極的に監視」現段階ではスケジュールに変更なし

 ウェザーテック・スポーツカー選手権やミシュラン・パイロット・チャレンジなどの北米におけるスポーツカーシリーズを運営するIMSA国際モータースポーツ協会は、アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大を「積極的に監視」していくとしているが、現時点では各シリーズのスケジュールに変更はないことを強調した。

 中国から世界のほぼ全域に、急激に拡大している新型感染症の発生状況を監視するため新たに設置された“対策本部”の詳細が3月4日、各エントラントに発行された告示によって明らかにされた。

 アメリカ国内では新型コロナウイルス(Covid-19)の感染者が急増しており、計16の州で130人以上が感染。うち9人が死亡している。

 また、2週間後にWEC世界耐久選手権第6戦セブリング1000マイルと、IMSA第2戦セブリング12時間レースが併催されるフロリダ州では、現在までに3件の症例が報告された。

 IMSAは声明の中で「我々の業界、従業員、ファン、イベントに関わるすべての人々の健康と安全、幸福を最優先事項である」としている。

「我々はこの状況を積極的に監視しており、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)および世界保健機関(WHO)からの最新情報を注視し同時に連邦、州、地方当局と連絡を取り合っている」

 これに関連してIMSAは、定期的に会合を開き政府当局からの最新情報を検討する“上級リーダーシップ作業部会”を設置したことを報告した。

 声明は次のように続く。

「このプロセスを通じて、我々はこのような状況を引き続き評価し、将来の運用上の変更やスケジュールの変更について全員に情報を提供し続ける」

「私たちはファンや従業員、パートナーにCDCが推奨している基本的な衛生予防策、具体的には頻繁な手洗いや消毒剤の使用、咳やくしゃみをする際に飛沫の飛散を防ぐことなどを求めている」

「現時点では通常の運営に変更はなく、すべてのシリーズにおいて開催スケジュールは変更されていない」

「私たちは、それぞれの状況を正しく評価するために奮闘している国際機関および地方当局と引き続き緊密に協力していく。この状況がパートナーにとって大きな懸念事項であることを理解しており、何らかの変更が決定次第すぐに通知する」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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